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【加齢に打ち克つ会 02】連休や夏場に! 短期合宿のススメ
毎週走る峰の原高原クロスカントリーコース |
5月1日(月)から開始となる第4期「ランナーズ+(プラス) inチーム」。
今期から新たに加わったのが長江隆行さんがコーチを務める「加齢に打ち克つ会」。
2019年時、ランナーズ誌で掲載していた連載記事を紹介する第2弾。
今回は長江さんが夏場にずっと続けているという長野県菅平での合宿について紹介します。
今週末よりゴールデンウィークが始まる方もいらっしゃるのでは?
旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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私のメインレースは毎年12月の福岡国際マラソンと年明けの東京マラソン(またはびわ湖マラソン)ですが、そのために重要になってくるのが夏場の練習です。
そして、夏場にずっと続けているのが長野県の菅平での合宿。
7月は毎週末行く予定で、年間では10回以上になります。
もともとはランニングを再開した2012年、所属しているクラブの合宿で行ったことがきっかけでした。そこで1周2kmの「峰の原クロカンコース」を走り、当時は手術後で不安があったひざへの負担が少ないこと、高地なのでペースを上げなくても心肺機能が鍛えられることからすぐに気に入りました。
そして、連休や週末を利用して通うようになったのです。
最近のパターンとしては、土曜日の朝に高速バスで東京から長野へ移動。その日の午後にクロカンを使って1km×10本のインターバルをします。日曜日は朝6時からクロカンで10km走って、午前10時から同じコースで21周と200mの「フルマラソン」を走ります。
それが終わったらその日にバスで帰宅し、月曜日はいつも通り出勤します。
このクロカンでの2日連続ポイント練習は全身に疲労がたまるため、水素水やマッサージグッズを毎回持ち込み、土曜日の夕食後はひたすらケアの時間に当てています。それで翌日のフルマラソンが走り切れるか変わるので、ある意味練習より必死です(笑)。
私にとって、夏場の練習は脚筋力と心肺機能、忍耐力を鍛えることが目的です。菅平のクロカンコースは1km上り、1km下りが続くので負荷をかけやすく、これら3つを効率よく身に付けることができるのです。もちろんクロカンは関東にもありますが、涼しくて走りやすいので、避暑地としての魅力もあります。また、過去の経験から「春に練習がうまくできなくても夏に菅平で走り込めば取り戻せる」と精神的な安定剤にもなっています。
しかも、高速バスは回数券を使えば意外と費用もかかりません。
こうして練習をして、高速バスで帰ると日曜日に自宅に着くのは深夜になり、いつも身体はフラフラです。でも、菅平で遠くの山々などきれいな景色を見ながら走ると日常から解放されたようで気分はリフレッシュでき、練習をこなせた満足感もあるので、月曜日からの仕事も前向きな気持ちになれるのです。
※月刊ランナーズ2019年9月号より抜粋
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