ニュース・記事
ランナーズonline
松本翔さんが3カ月半で12レースに出た理由は……
|
|
写真で襷を受け取るのは、フルマラソン2時間13分のベストを持つ松本翔さん。
10日に行われたWAVE EMPEROR CUPでも力走を見せました(大会の様子はhttp://runnet.jp/topics/shitoku/160711.htmlで紹介)。
実は松本さん、この大会が4月以降で実に12レース目になるそうです。
「やはりひとりで走るよりも質の高い走りができるので、練習を兼ねていろいろなレースに出場しています。気分転換にもなって楽しいですからね。さすがに3カ月半で12レースは出すぎかもしれませんが(笑)」
ただし、やみくもにレースに出場するのではなく、時期によってメインとなるレースと「走り方」を変えるといいます。
「春から夏はスピードを磨く時期なので、メインは5,000m。このときはレースでも前半から他の選手を利用してスピードを上げ、自分の限界に挑戦します。一方、秋から冬のメインはフルマラソン。5,000mなどトラックレースに出ることもありますが、レースでは自分のペースを守り、イーブンペースで走ることを意識します」
ちなみに、松本さんが気に入っているというレース前の練習は2,000m×1本(10日程度前に実施)。
「スピードを上げることが目的ですが、2,000mは1,000mとは違い、勢いだけでは走り切れないので、スピードを上げつつも我慢する感覚をつかめます。これをレース前に1本入れておくことで、本番でも苦しくなった局面での走りが変わってくるのです。私の場合、5分40秒が切れたらいい仕上がりだと判断しています。みなさんも自分の5,000mのペースを目安にやってみてください!」
※7月22日発売の月刊ランナーズ9月号では、国立スポーツ科学センター研究員の岩山海渡さんがレース出場のメリットを「科学的」に解説しています。
(ランナーズ編集部・行場竹彦)
松本さんが4月以降に出場したレース一覧
4月10日 グアムインターナショナルマラソン(ハーフ)
4月24日 とくしまマラソン(フル)
4月29日 いしおかトレイル(28km)
4月30日 ミズノWAVE EMPEROR CUP予選会(5,000m)
5月5日 上田バーティカル(トレイル上り5km)
5月8日 東京選手権(5,000m)
5月21日 経ヶ岳バーティカル(トレイル12km)
5月22日 ハイテク駅伝(5km)
6月5日 日体大長距離競技会(5,000m)
6月12日 高岡万葉マラソン(ハーフ)
7月9日 世田谷陸上競技会(5,000m)
7月10日 ミズノWAVE EMPEROR CUP(駅伝4.6km)
関連記事
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。






