ニュース・記事
ランナーズonline
【還暦ランナーの再出発/3時間30分への挑戦】第2回 「ランジLover」になってハーフマラソンに参戦!
|
ストレッチ効果と筋トレ効果が同時に得られるランジ。大殿筋や股関節周りの強化につながり、同じストライドでも余裕度が生まれるという |
皆さんこんにちは! 「3時間30分への挑戦」だなんて、心に秘めているつもりだったのに、畏れ多くもRUNNETで公言することになってしまい、ちょっとおよび腰のフリーライター、岩谷隆志です。
さて、前回はフルのタイム短縮に効果がありそうな「5kmタイム計測走」を紹介しましたが、週1で継続しようとしていたその矢先、なんと左足親指の爪下血腫(そうかけっしゅ)が悪化し、まともに走れなくなってしまったのです。ジョグなら大丈夫かな…… と走ってみるも再び悪化の繰り返し。実は、昨年11月のつくばで14年ぶりの自己ベスト(3時間39分34秒)を出して以降、この2カ月、身体のあちこちに違和感があり、軽めのジョグしかできず月間走行距離もガタ落ちでした。
私が一番恐れているのは、ケガの悪化で走れなくなること。これだけは避けたいと、無理して走るのだけは厳禁と決めています。というのも、5年ほど前に変形性足関節症(足首の骨が変形)を発症し、骨を削る手術を受け、約1年半まったく走れなかったという苦い経験があるからです。体重は10kg以上増え、元々がサブフォー程度の走力ですから、手術後は走力も激落ちし、まさにゼロからのスタートでした。コラムのタイトルで“再出発”と謳っているのはそういう理由です。
ただ、2月18日は「リバーサイドさかえドラムマラソン」(※ハーフマラソン/千葉県栄町)にエントリーしていました。以前の私なら「まあしょうがない」で終わってしまっていたところですが、サブ3.5を公言してしまった手前、開き直るわけにはいきません。
「そうだ筋トレ、やろう。」
というわけで取り入れたのが「ランジ」です。参考にしたのはランナーズ2023年12月号の「殻を破りたいなら“ランジLover”になろう!!」。
ランジとは、片方の足を大きく前に踏み出し、ひざの角度が90度になるように着地をする。そして、1、2、3、4、5と数えたら、今度は反対の足を踏み出し、繰り返し進んでいくというもの。言葉で言うと簡単ですが、これがやってみるとさあ大変! 一歩踏み出しただけで、もうグラグラ! よっこらしょっと反対の足を踏み出したら筋肉プルプル。10歩進んだ時にはもうヘロヘロになるありさまです。
谷本道哉先生(12月号に登場。NHK『みんなで筋肉体操』でおなじみ)の「浅いランジは浅はかなランジ」の名言(?)を心に言い聞かせ、「キツくても~、辛くない!」と頑張ったところ、翌朝目覚めたら股関節周りが何やら尋常じゃない感じなのです。ハリー杉山さんも「今まで経験したことのない筋肉痛が襲いかかってきた!」と言っていましたが、まさにその通り! でも、股関節、特に腸腰筋に刺激が入ったというか、ランジ直後に軽く走ってみたら、疲労困憊の反面、何となく股関節を使い、脚が前の方で回転できている感じがつかめました。
ランジの成果は……? いざ実戦
こうしてランジをやりつつ、爪の症状はハーフマラソン直前の3日間完全休養を経てどうにか走れそうな感じにはなりました。今回のハーフ出走のテーマは、サブ3.5のペース(キロ5分切り)でどこまで行けるのかということ。爪が痛くなったらペースダウンもやむなしだけど、行けるところまで行ってみようと臨みました。
その結果は、意外にも走れて1時間45分10秒。後半はペースアップでき、手術後のハーフの自己ベスト(1時間47分16秒/2023手賀沼エコ)も更新できました。今回のコースは実測値が21.28kmとのことなので、サブ3.5の平均ペース、4分58秒/km以上で走れたことになります。
今回は出走も危うい状態でしたが、思った以上に走れたのは、わずかばかりですが、ランジをやった効果なのかなというのが実感です。逆に言うと、股関節周りを使った走り方が今まではいかにできていなかったのか、ということかもしれません。
谷本先生はおっしゃいます。
「ランナーの皆さんは筋トレよりも、外を走るのが好きだから、ランニングの途中にちょっと筋トレをやるなら『ランジウォーク(ランジをしながら前に進む)』がおすすめです」
はい、その通りです! 家で筋トレしようとしても、ぜんぜん続かないのはこの私です。「ランナーとしてのレベルが上がった」というハリーさんの言葉を信じて、これからもランジウォーク、続けるぞ!
⇒ ハリー杉山のランジ愛の5選!効くぅぅぅぅぅ ランナーズ12月号連動企画
⇒ 筋肉は裏切らない!谷本先生の「うれしい、たのしい」ランに効くランジ ランナーズ12月号連動企画
|
「リバーサイドさかえドラムマラソン」ハーフの部に出走。千葉県栄町のイメージキャラクター「龍夢(ドラム)」ちゃんとツーショットの筆者。ゴール直前では、ゲストランナーの柏原竜二さんとハイタッチをしてラストスパートできた! |
|
|---|
岩谷隆志/いわやたかし(61)
フリーランス・ライター兼コピーライター時々デザイナー。ひょんなことからランナーズ2023年3月号「『生涯ベストは47歳までに狙うべし』に一言申したい!」の記事を担当。万年サブフォーを行ったり来たりだった還暦ランナーが、この執筆を機に一念発起! 2023年11月に自己ベストを14年ぶりに更新(3時間39分34秒/つくばマラソン)。次の目標は3時間30分切り。
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ8月号 6月22日発売!
暑さは「脳」が決めている
夏ランを変える暑熱対策ギア!
日本の夏はもう暑くて走れない――。それは半分正解で、もう半分は脳のせいかもしれません。本特集では、気温50℃を超えるウルトラマラソン「Badwater 135」など極限環境でのレースを経験してきた岩本能史コーチの「脳をいかに騙すか」という暑熱対策の持論をもとに、夏のランニングを快適にする最新の暑熱対策ギアを紹介します。「暑さは脳が決めている」という脳の仕組みを逆手に取り、今年の夏を走り抜けましょう。
食と温泉とコースが魅力的
さぁ、東北を走ろう!
温泉、ご当地グルメ、自然あふれるコース——。日本の原風景が残る東北は、ランナーにとっての魅力がいっぱい!夏にも大会が開催され、これからの季節も旅ランを思いきり楽しめます。今号では大会情報やご当地ガイドで東北の楽しみ方を紹介。青森県出身の福士加代子さんら東北にゆかりのあるランナーたちにも、その魅力をとことん聞きました。
毎回同じトレーニングで速くなれる!
「速くなる習慣走」
インターバル走、ペース走、ロング走、変化走……。トレーニング情報が溢れる現代、「どう組み合わせたらいいのか分からない」「キツい練習はできない」という人も多いのでは? そんな人に向けて、「速くなる習慣走」を紹介します。登場するのは、毎回ほぼ同じトレーニングを繰り返しながら速くなっている2人のランナー。2人の実践談から、専門家やコーチが「どのようにして習慣化するのか」「同じ練習を繰り返して速くなるためのポイント」を解説します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



