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【57歳ティップネス社長のサブスリー挑戦記】#9 USAなトレーニング、そしてハーフマラソンで最終調整~フロストバイトロードレース~

2024年1月24日


みなさんは、マラソンが42.195kmで初めて行われた大会をご存知でしょうか?
40kmで行われていたマラソンが初めて42.195kmで実施されたのは1908年のロンドン五輪。アメリカのジョニー・ヘイズが金メダルを獲得し、記録は2時間55分18秒でした。

今でこそアメリカがマラソンで強いイメージはないですが、ミュンヘン五輪金メダルのフランク・ショーターやニューヨークシティマラソン4連覇のビル・ロジャースなどのスター選手がひしめき合っていた1970年代、アメリカはマラソン大国だったのです。

そのアメリカで生まれたトレーニングシステムのひとつが「TRXサスペンショントレーニング」。NAVY特殊部隊の司令官が、海上で体力、コンディションを維持するために開発したトレーニングです。
TRXの2本のコードによって身体が不安定な状態でのトレーニングが可能なため、体幹に効果的な刺激が入ります。また「可動性&バランス向上」「体幹&脚力強化」に適しており、ランニングエコノミーを高められます。マラソン終盤でも踏ん張れる身体づくりにつながるので、私も取り入れています。


「TRXランジ」で脚力強化に努める。この後、左足でジャンプするのがコツ。


アメリカ生まれのTRXサスペンショントレーニングの成果は……?

21日(日)には東京都多摩地域のアメリカ空軍横田基地で行われた「フロストバイトロードレース」でハーフマラソンの部に出場。

この大会の魅力は、ふだんは入れない米軍基地の中を走れること、アメリカンテイスト溢れるトレーナーが参加賞でいただけること、ボランティアの米軍隊員とその家族の方々から英語での応援を受けられることです。とてもHappyでEnjoyできるレースで、私の好きな大会のひとつです。

今回は、あいにくの冷たい雨の中でのレースになりました。その上、通常は最寄り駅から基地まで徒歩15分のところ、雨の影響か、基地入場までに1時間以上かかってしまい、会場に到着したのはなんとスタート5分前。
もっと早く駅に着いていれば、という思いも後の祭りです。
ここは、平常心で慌てずに着替え、トイレを済ませ、簡単なストレッチだけをしてスタートしました。

今回のレースの目的は「サブスリーのペース(キロ4分15秒)で走りきること」、と購入したばかりの「アシックスメタスピードエッジプラスを試すこと」でした。

初めての「一人時間差スタート」で不安定なペース、寒さ、雨、風、ウォームアップ不足など不安は多かったものの、目標レースの「別府大分毎日マラソン」に向け不安要素を全部経験でき、良い練習、いえ、良い鍛錬になりました。

雨の中の運営は本当に大変だったと思います。関係者の皆様、ありがとうございました。

結果は、目標通りキロ4分14秒で走り切れたので、自信になりました。

アットホームな雰囲気の今大会らしく距離は少しアバウトで、21.1kmどころか手元の計測では19.4km。1時間22分03秒というすごいタイムになりましたが、これは非公式記録です……。そんなアバウトな感じも好きなフロストバイトです。


横田基地正門前で参加賞のパープル色トレーナーを着用してポーズ!

皆がスタートしてしまった後に撮影する事になるとは…。「NO MIRACLES」を痛感。


いよいよ、次回のコラムが最終回。サブスリー挑戦レースが2週間後に迫ってきました。
今後の積み上げとしては、「コンディショニング」と「内転筋強化」、そして「当日の天候頼み」です。

トレーナーの方々をはじめ多くの方にご協力、ご支援頂いた事への「感謝」を忘れずに、「本気」かつ「FUN RUN」でレースを愉しんできます!


この2週間の過ごし方

1月10日~21日

10日(水)ティップネス五反田店でトレッドミル走
11日(木)丸の内スタイル朝活トレッドミル走&東京商工会議所賀詞交歓会
12日(金)会食
13日(土)インターバル走(1km+0.5km)×7セット(3:55ペース)
14日(日) LSD20km走
15日(月)会食
16日(火)丸の内スタイルでトレッドミル走(傾斜つきインターバル走)
17日(水)丸の内スタイルで朝活TRXトレーニング&会食
18日(木)ティップネス木場店で植栗トレーナーとトレーニング
19日(金)丸の内スタイル朝活トレッドミル走&スポーツマッサージで身体のケア
20日(土)調整ラン6km(4:42ペース)
21日(日)フロストバイトロードレース出場



岡部智洋(通称ティップネス社長)(57)
会社経営者。月刊ランナーズ2020年5月号「私の流儀は仕事もマラソンも全力!」にも登場。
基本は平日にランのトレーニングは行わず、週1でタバタプロトコル、週末のロング走で月間走行距離は100kmほど。
フルマラソンベストは3時間11分33秒(18年勝田全国マラソン)。2024年2月別府大分毎日マラソンでサブスリーを狙う







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ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
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ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



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