ニュース・記事
ランナーズonline
【川内流! 03】トレーニング状況や体調、コースを考えてレースプラン。状況の変化に合わせて柔軟に対応
|
|
フルマラソンに出場する際、どのようにレースプランを考えていますか?
体調やトレーニングのでき具合、コース状況や自分の走り方などと考え合わせ、42.195kmをいくつかに分けて計画を立てる人が多いのではないでしょうか?
これは、川内選手のようなトップランナーも同じこと。
今回のMGCでは、川内選手はこんなふうに考えていたそうです。
「きついコースでないので、飛び出しても体力はもつはず」
「練習も順調で、天気もよく、ボストンマラソンで勝った時のような良いモチベーションだ」
「身体も動くし、呼吸も楽。リズムがいいから、誰かついてくるかもしれないけどガンガン行ってやろう」
「10km地点に所属先のあいおいの社員いるからそこまで」
「次は15km地点、結婚式あげた帝国ホテルまで」
「次は●●まで」と繰り返し思って走ったそう。
レース経験を積むほどに、変化への対応力が上がる!
エイドステーションでは後ろとの差が詰まってきていることが情報が入ってくるので、
「10秒差といわれた時はいよいよ追いつかれると思った」と川内選手。
ところが、追いつかれた途端、集団が横長になったのを感じとり、
「だれも引っ張りたくないからか、集団のペースが落ちたんだ。ラッキー! この後、誰かが絶対スパート掛けてくるから、それまでに体力を回復して力を蓄えられる」
と即座に気持ちを切り替えたと言います。
どんな状況でも、少しでもポジティブな光明を見つける能力はさすが!
追いつかれてからの強さは、それまでの数々のレース経験で培った柔軟な対応力のなせるわざと言えそうです。
レース翌日は必ず1時間走る!
疲労が残るレース翌日、「完全休養日にしよう」というランナーも多いのでは?
しかし川内選手は「翌日は絶対1時間程度は走る」と言います。
翌日動かないと、筋肉が固まって余計動かなくなるからです。
「芝とかでジョギングしていると、だんだん動くようになってきます」
休むとしたら、2日後からとのこと。
市民ランナーにも参考になるポイントですね。
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ創刊50周年記念号 11月21日発売!
1976年2月に創刊したランナーズは、おかげ様で50周年を迎えました。ランナーのみなさま、ご愛読ありがとうございます。
今号は50周年を記念し、ダブル表紙の特別版でお届けします。
当社50年の歴史から振り返る日本ランニング界、50年間の挑戦史
女性ランナーの増加から競技選手の活躍、都市型マラソンの拡大など、日本ランニング界50年の歴史を20ページにわたって掲載します。
◎日本の市民ランナーを速くした50年分のトレーニング
「ハードだけど実践してみたい」。そんな気持ちを抱いてもらえることを目指して紹介してきたトレーニングの中から、30のトレーニングを厳選しました。
◎広告から見るシューズ・グッズ50年の進化
過去50年間のランナーズに掲載された広告からグッズ進化の歴史をたどります。
◎創業者インタビュー「ランニングの世界はまさに多様性」
いかにして当社は立ち上がり、日本の市民ランニング界と歩みを共にしてきたのか? 当社創業者の橋本治朗氏に現代表取締役社長の黒崎悠がインタビューしました。
特別付録 ランナーズダイアリー2026
2026年のダイアリーは50周年特別版。50周年メモリアルコラム「忘れられないトレーニング」として、往年の名ランナーのトレーニングを掲載しています。読んで書いて、1年間日々のお供にご活用ください。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



