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【ひざ痛はこわくない 07】筋力不足だけじゃない! 筋肉の「しなやか度」をチェックしよう
ランニングによるひざ痛の原因のひとつは「筋力不足」です。
特にもともとの筋肉量が少ない女性やビギナーに多いとされていますが、「筋力がないからひざ痛になる」とは一概に言えません。
確かに筋肉量が多く、筋力が高ければ、走りのパフォーマンス向上につながりますし、故障を起こしにくいとも考えられますが、それ以上に重視すべきは「しなやかさ」、つまり適度な柔軟性とバランスなのです。
たとえばデスクワークなどで座っている時間の長い人は、大腿部周辺の筋肉をしなやかに使うことができず、力を伝えるためのひざのお皿周辺に負担がかかって痛みが出るケースが非常に多いのです。
座りっぱなしの状態が続くと、股関節の可動域が狭くなり、大腿四頭筋やハムストリングスの動きが悪くなり、しなやかさが低下します。
日常的にランニングをしていても、普段から筋肉を柔軟に保っておかなければ、常にひざ痛と隣り合わせなのです。
「筋力不足が原因だから、筋トレをしましょう」という流れになりやすいのですが、「しなやか度チェック」で筋肉の状態を把握し、ストレッチをはじめとしたコンディショニングで、しなやかさを手に入れましょう。
筋肉の「しなやか度」をチェックをしよう
ひざ痛と大きな関わりをもつ「ハムストリングス」と「大腿四頭筋」のしなやか度を確かめる方法を紹介します。
●ハムストリングス
あおむけになり、片方の脚を真っすぐ90度まで上げる。
これができない人は、ハムストリングスが弱い、もしくは硬いということ。
この状態だと大腿四頭筋に負担がかかってしまいます。
左右それぞれ行ってバランスも見てみましょう。
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●大腿四頭筋
うつぶせになり、片脚ずつひざから曲げ、かかとでお尻にタッチをします。
これができない人は、大腿四頭筋が弱いか硬いことが考えられます。
この状態だとハムストリングスに負担がかかる状態です。
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こういったチェックは、ランナーなら習慣化したいところ。
次回は「しなやか度」を上げるためのコンディショニングやエクササイズを紹介します。
※月刊ランナーズより抜粋
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