ニュース・記事
ランナーズonline
【ランニングは最高のアンチエイジング04】走っていればロコモもサルコペニアも怖くない!
|
ロコモティブ・シンドローム(以下ロコモ)は「運動器症候群」、サルコペニアは「筋肉減少症」。
加齢に伴う骨や関節、筋力、バランス能力の低下によって日常生活が困難となり、閉じこもりや寝たきりとなるリスクを日本整形外科学会が提唱した言葉です。
要介護、要支援認定者とならないために「ロコモ」対策は重要ですが、ランニングはその最高の予防法であると医師や研究者は口をそろえます。
ロコモ対策の要「中臀筋」を鍛える最高の運動がランニング
以下にまとめたものが、日本整形外科学会が発表しているロコチェックですが、日常的にランニングに取り組んでいる人にはほぼ無縁でしょう。
ロコモ予防として推奨されている「フラミンゴ体操」という片脚立ちでバランスをとるエクササイズがあります。これは姿勢バランスを維持して転倒を予防するお尻(中臀筋)の筋力アップが目的の運動です。
実はランニングこそ、中臀筋をフル活用する「片脚ジャンプ」の連続で、ロコモ対策のための最高のトレーニングといえます。
■ロコチェック
・片足立ちで靴下がはけない
・家の中でつまずいたり、滑ったりする
・階段を上がるのに手すりが必要
・横断歩道を青信号で渡り切れない
・15分くらい続けて歩けない
・2kg程度の買い物をしても持ち帰るのが困難
・掃除機の使用や布団の上げ下ろしのような、家の中のやや重い仕事が困難
※日本整形外科学会が発表しているロコモティブ・シンドロームのチェック項目
走ると脳の処理速度もアップする!
また、ひとは加齢によって首や背中の骨が徐々に変形する「生理的姿勢が崩れる」宿命にあります。が、ランニングは走る動作を維持するために背筋を伸ばす必要があり、ランナーはその動作を無意識に行っています。
さらに屋外を走るメリットも大きいのです。
転倒などアクシデントへの対応力は、目から入ってくる情報を脳内で処理するスピードに比例します。
仮に歩く速度がキロ12~15分とすると、キロ5~6分で走れるランナーは「歩く2倍~3倍のスピードで、障害物を察知して身体を動かす」情報処理能力をもっていることになります。日常的に走ることで、脳の力を強化しているのです。
加えて長時間の有酸素運動に伴う、心肺機能活性や代謝向上による自律神経調整・ホルモン分泌の活発化、血管の弾力性の向上などの相乗効果も期待できます。
走るということは、それだけで「二足歩行で生きるための根本的な能力を養っている」といえます。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ8月号 6月20日発売!
ハーフマラソン1歳刻みランキング発表!
あなたは中間タイム(男性1時間57分、女性2時間13分)より速い?
2024年4月~2025年3月に開催されたハーフマラソンの完走記録データを集計した「2024年度ハーフマラソン1歳刻みランキング」を月刊ランナーズ8月号で発表しました。
年齢ごと上位100位の名前とタイム、各大会の完走人数や中間タイムなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
レース攻略法&札幌ガイド
「北海道マラソンを楽しみ尽くす!」
月に開催されるフルマラソン「北海道マラソン」。夏のレースに挑戦するランナーに向けた「事前の準備」や「当日の攻略法」「打ち上げにピッタリのお店」など、レースの前後を含めて楽しみ尽くすための情報をまとめました。
今、ハーフマラソンが熱い!
ハーフマラソンランキングとあわせ、もっとハーフマラソンを楽しむための特集として対象125大会を特徴別に分類した「大会ガイド」や「ハーフを極めてフルが速くなるためのトレーニング法」「タイムの価値が分かる!? ハーフマラソン偏差値」も掲載。ハーフマラソンを満喫するための1冊となっています。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。