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ランナーズonline

【ランナーのための減量&ダイエット04】1kg減量でフルマラソンのタイム短縮は3分どころではない!

2022年1月13日


ランナーを車に例えると、エンジンの性能が同じなら、ボディが軽いほうが当然速く走れます。
ここでいうエンジンとは「身体に酸素を供給し続ける能力」を指します。
体重が減ると、使える酸素の総量は変わりませんが、体重あたりで使える酸素量は多くなり、スピードアップにつながります。

「1kgやせると3分速くなる」とよく聞くと思いますが、体重減によるタイム短縮の効果は、元の体重やそのときの自己ベストによりかなり異なります。
ここに興味深い数字をご紹介しましょう。下に掲載している表には「もし3kg減量したら、フルマラソンのタイムがどう変わるのか?」という目安がまとめられています。
横軸は現在の体重、縦軸は現在のフルマラソンのタイムです。
その交差したところに書かれているのが、これから3kg減量した場合の想定できるフルマラソンタイムです。

例えば体重50kgで現在フルマラソンタイムが5時間30分という人が3kg減量したら、5時間7分まで記録が向上できる可能性があるというわけです。
23分もタイムがよくなるのですから、平均すると1kg減量あたり7分以上のタイム短縮になります。
同じ5時30分の記録の人でも、体重が75kgの方だと、5時間15分ということで15分の短縮になります。これでも1kg減量あたり5分の短縮という計算になります。
元の体重が軽い人ほど、もちタイムが遅い人ほど減量の効果が高いということになります。
これをモチベーションに、減量にトレーニングに取り組んでみてはいかがでしょう?


●3kg減量した場合のマラソンの記録向上効果

フルマラソン
のタイム
体重(kg)
505560657075
5:305:075:095:115:125:145:15
5:154:534:554:574:584:595:00
5:004:394:414:434:444:454:46
4:454:264:274:294:304:314:32
4:304:124:134:154:164:174:18
4:153:583:594:004:024:024:03
4:003:443:453:463:473:483:49
3:453:303:313:323:333:343:35
3:303:163:173:183:193:203:20
3:153:023:033:043:053:063:06
3:002:482:492:502:512:512:52
2:452:342:352:362:362:372:37
2:302:202:212:222:222:232:23

※田中宏暁氏(当時福岡大学スポーツ科学部教授)による「体重あたりの酸素消費量とフルの平均スピード」の公式によってまとめたもの
※横軸は「現在の体重」、縦軸は「現在のフルマラソンのベストタイム」、交差する部分は「3kg痩せた場合のタイム」を表しています




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春から実践! 速くなるダイエット×15

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