本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【週刊ランナーズ】第29回ランナーズ賞受賞者・和田伸也さん(40歳)が世界パラ陸上選手権ロンドン大会5000mに出場。15分54秒29で銅メダル獲得!

2017年7月25日

先週末、取材を兼ねて本誌でおなじみの“走るラジオパーソナリティ”若林順子さんと新大阪で打ち合わせを行いました。そこで、2016年第29回ランナーズ賞受賞者である盲人ランナーの和田伸也さんに関する素晴らしい情報を入手。帰国後の和田さんを空港でキャッチした若林さんからのレポートは以下のとおり。今週は号外・週刊ランナーズです!




現地時間7月15日(土)に5000mで銅メダルを獲得した和田さん(写真左)と和田さんの伴走を務めた蓑和廣太朗さん(写真右)

現地時間7月15日(土)に5000mで銅メダルを獲得した和田さん(写真左)と和田さんの伴走を務めた蓑和廣太朗さん(写真右)

「わだっち~お帰りなさい!」
関西の市民ランナーに「わだっち」と呼ばれる和田伸也さんが、現地時間15日に行われた「世界パラ陸上選手権ロンドン大会」T11、5000mで銅メダルを獲得しました。

23日午後3時、羽田空港で帰国ホヤホヤの和田さんと、ガイドランナーを務めた蓑和廣太朗さん(27歳)を突撃取材。早速、殊勲の銅メダルを見せていただきました。

わか:今回が10度目の国際大会。5年前のロンドンパラリンピックでも5000mで銅メダル(15分55秒26)を獲得されました。ロンドンと相性いいんですか?

和田:涼しくて、走りやすい気候なんです。それと観客の声援がすごい! ガイドランナーの声が聞きとれないぐらいの大歓声。2020年の東京パラリンピックでも、あれだけの観客が入ってくれたら嬉しいですね。

わか:さて、今回ガイドランナーを務めた蓑和さんは、伴走の世界大会デビューだとか。しかも5月に大分で行われた今大会の選考レースを含めても2回目とのこと。さぞ緊張されたでしょうね?

蓑和:私の緊張が伝わると和田さんにもプレッシャーになると思い、「なんとか緊張しないように」と思っていたのですが、スタジアムに入った瞬間、一気に緊張感が湧いてきました。しかしスタート前、スタンドの最前列で和田さんの奥さんが笑顔で声を掛けてくださって、「やってやるぞ!」と平常心で臨めました。

わか:世界の舞台はいかがでした? 

蓑和:あれだけの大歓声の中で走るレースはさすがに初めてでしたが、今まで中・高・大学(東洋大学)と陸上をやってきたことが生きました。陸上を続けてきて本当によかったです。今後、僕自身も強くなって、もっといい伴走ができるように頑張ります。

わか:また一人、和田さんの頼もしい相棒が誕生しましたね。ところで、今回のロンドン、滞在が長かったですが、少しはゆっくりされました?

和田:1500mでは残念ながら決勝に進めなかったので、ロンドン訪問3回目にして初めてとなる観光で気分転換をしました。ただし、観光翌日には「400m15本」のトレーニング。まるで「ロンドン合宿」ですね(笑)。また2年後にカタールで行われる予定の世界陸上選手権大会に向け、1500mのスピード不足という課題も見つかった今回、世界との戦いに向け、早速、始動します!

わか:39歳の締めくくり(和田さんの誕生日は7月9日)、4月23日のロンドンのマラソンワールドカップでは視覚障害の部 T11/12クラスにおいて2時間34分59秒で優勝。40歳は今回の銅メダルでスタート。和田さんの挑戦はまだまだ続きま~す!




若林さん、レポートありがとうございました!

(ランナーズ編集部車谷)

関連記事


ランナーズ12月号 10月22日発売!


6,000人のデータで判明!
30km走の実践効果とお勧めの方法は?

今やフルマラソンの定番練習となっている30km走について、アシックススポーツ工学研究所が約6,000人(ランナーズ30Kシリーズ参加者)のデータを分析。その結果「30km走のペース推移はハーフマラソンよりもフルマラソンに近い傾向がある」などが明らかになっています。
30km走がフルマラソンのトレーニングとしてどんな効果があるのか、また効果的な実践方法について考察しました。

人気YouTuberが勧める
ランナーセルフケア"4種の神器"

「ケガせず走り続けるために “4種の神器” で毎日セルフケアしています」と語るのはマラソンYouTuberのこわだ君(27歳)。昨冬、3週連続でフルマラソンに出走し、9月のパリパラリンピックでは和田伸也選手の伴走を務めました。本格的に始まるマラソンシーズンに向けて、こわだ君お勧めの “4種の神器” を紹介します。

「健康の大切さを訴え続けることが東京マラソンの使命」
東京マラソン新レースディレクターインタビュー

今年4月、長年東京マラソンのレースディレクターを務めてきた早野忠昭理事長から引き継いだのが大嶋康弘さんです。棒高跳びが専門だった選手時代や市民ランナーとしての経験も活かし、今後どのような大会を目指すのかをインタビューしました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ