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【マイトレーニング】ランニングアパレルブランド代表の40歳「月間900㎞の走り込みでマラソン2時間22分」
※本記事は『ランナーズ2026年12月号』掲載内容になります。(全1ページ/1ページ目)
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25年福岡国際マラソンを走る西木さん |
マイトレーニング
西木浩司さん(福井・40歳)
マラソンを2時間30分以内で走る市民ランナーを紹介する連載。今回はランニングアパレルブランドRYOGENのブランドディレクターを務め、今年の大阪マラソンで2時間22分25秒の自己ベストをマークした西木浩司さん(福井・40歳)です。
文/吉田誠一 写真/石田祥一、本人提供
「走るのはシューズではなく自分自身。生身の身体で勝負する意識を常に持つ」
株式会社UNMILES(福井)代表でランニングアパレルブランドRYOGENのブランドディレクターを務める西木浩司さん(40歳)は2019年の初マラソン以来、毎年、自己記録を更新してきた。月間800〜900㎞の走り込みを生かし、今年の大阪マラソンを2時間22分25秒で走るまでになった。
走行距離にこだわり、平日は午前4時半に起きて、毎日同じコースでキロ平均5分の100分ジョグ。練習後は家族で食事をし、2人の子どもを保育園に送ってから8時半に出社する。
「ポイント練習はあくまでアクセントで、ジョグを重視している。同じコースにするのは、体調の変化が分かりやすいから。朝は起きて何も食べずに、水だけ飲んで走る。2年前は70分で、年々時間を延ばしている。脂質代謝能力が上がっているためか、レースで枯渇状態になることもほとんどない」
仕事は商品の企画、デザイン、顧客との取引から発送まで手掛ける。練習会がある月・木曜日は午後6時に退社し、ポイント練習をこなす。平日は基本朝と夜の2部練習で、就寝は11時半。週末は1部練習で家族と過ごす時間をつくる。
練習ではほぼレースシューズをはかず、あえてスペックを落とすという。
「練習はあえて負荷がかかる状況をつくり、調整するようなことはしない。また走るのはシューズではなく自分自身。シューズに頼らず生身の身体で勝負する意識を常に持っている」
ちなみに、今年の大阪では自身のミスで、左右で重さもソールの厚さも違うシューズをはいてしまったにもかかわらず、自己ベストを更新している。
学生時代はサッカーで国体出場 8年前から走り始める
これほどの走力を持つ西木さんに陸上競技歴はない。小学生でサッカーを始め、高校時代は県選抜で国体に出場。専門学校で学び、ファッション関係の通販会社に就職した。
18年に本格的に走り始めたのは、5年前まで続けたサッカーに生かす体力向上のためで、地元のランニングクラブに入った。19年の東京で初マラソンに挑み、2時間41分49秒(ネット)を記録した。
20年にたった1人で「nrc(ニシキランニングクラブ)」を立ち上げ、練習メニューを組み、自らデザインしたウエアで走るようになった。その活動がSNSで拡散し、メンバーが集まった。現在は女性2人を含む11人。5、6人が福岡国際に出る実力派ぞろいだ。
「正直どんな練習メニューをやっても強くなると思っている。ただ、意図を持ってこなすかどうかが重要。余裕を持ってこなすのか、追い込みたいのかは目的によって変わる。ネットで見る流行りのトレーニングより、レースで何が必要なのかを考えて、メニューを組んでいる」
西木さんは8年前から走り始めて毎年自己ベストを更新している。25年度は全日本マラソンランキング39歳の3位に上昇した(前年は38歳の部6位)。
「練習を継続していれば、かつての箱根ランナーや実業団選手に勝って下剋上ができるのがマラソンの楽しいところ」
9月の記録会では5000mで初の15分切りを達成した(14分58秒)。「40歳になってもさらに元気になっている」という自覚を胸に、来年の大阪で2時間20分切りを狙う。
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