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東京マラソン大嶋レースディレクターが「来年2日間・10万人参加」のロンドンマラソンレースディレクターと対談
※本記事は『ランナーズ2026年12月号』掲載内容になります。(全2ページ/1ページ目)
2027大会で20回記念を迎える東京マラソン2027に向け、東京マラソンの大嶋康弘レースディレクターがアボット・ワールドマラソンメジャーズ(以下、AWMM)大会の各レースディレクターと対談する連載。第二回は、来年2027大会で2日間・10万人参加での開催を発表しているロンドンマラソンのレースディレクター、ヒュー・ブラッシャー氏と対談した。
インタビュー・文/東海林美佳 写真/東京マラソン財団、London Marathon Events
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右/ヒュー・ブラッシャー ロンドンマラソンレースディレクター |
東京マラソン20回記念特別企画
『AWMMレースディレクター対談』
「ランニングは人々を分断するのではなく、ひとつにする」
――ロンドンマラソンの2日間開催のニュースを聞いた時、どう思われましたか?
大嶋「知った時は驚きました。そしてすぐにヒューさんに『おめでとう、すごいことですね』とメッセージを送りました。この大胆な発想はどうやって生まれたのですか?」
ブラッシャー「このアイデアは2017年に出たもので、40周年にあたる2020大会に向けて実現の道を探っていました。当初の案では1日目に男性5万人、2日目に女性5万人という形を考えていたのですが、当時は許可が出ませんでした。コロナ禍を経て再始動し今年5月、遂に許可を得ることができました」
大嶋「10年越しのプロジェクトだったというわけですね」
ブラッシャー「ロンドンマラソン2027には133万8000人が応募し、うち30万人以上は海外からです。また、今年はチャリティに9500万ポンド(約200億円)以上が集まりました。2日開催の2027年は1億5000万ポンドになると考えられ、4億ポンド(約837億円)の経済的・社会的効果をもたらすと考えています」
大嶋「絶大なインパクトですね」
ブラッシャー「健康なライフスタイルの啓蒙という面も見逃せません。参加者の約半数が初マラソンで、それが友人や家族へと波及します。沿道の観客は1日あたり約80万人で、これが2日続くことで多くの人へのメッセージとなるでしょう」
――2日間開催は、27大会一回のみの実施、とのことですが……。
ブラッシャー「ええ、一度きりです。27年にやる理由をよく聞かれるのですが、今回、さまざまな条件が整い実現する機運が高まったと感じ実施を決めました。周年イヤーが同様の状況だとは限りませんから」
大嶋「世界中の関係者が注視しています」
ブラッシャー「ロンドンは世界で最も交通量の多い都市のひとつで、ここでできるなら、どこでも可能なはずですからね。一方で、これを実現できるのはまず政治的な支援があること、そして警察、消防、救急などの行政サービスの協力があるから。市民の日常生活への配慮も非常に重要です」
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