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【40歳以上の初サブスリー達成術⑪】覚悟をもって走行距離を月200km→500kmに延ばしてサブスリー

2025年10月06日

2025年の別大では2時間59分21秒でフィニッシュ

2025年の別大では2時間59分21秒でフィニッシュ


2024年度に達成したのは全完走者の3.7%(全日本マラソンランキングより)で、多くのランナーにとっての憧れとなっているサブスリー。そのサブスリーを40歳を超えてから初めて成し遂げたランナーを紹介する連載の11回目。今回は2023年別府大分マラソンで2時間57分35秒を出し、サブスリー達成を果たした平野健比古さん(46歳)です。


平野健比古(ひらの・たけひこ) さん
1979年生 46歳 会社員

サブスリーを達成した大会とタイム:2023年開催 別府大分マラソン 2時間57分35秒

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「小学校時代のかけっこは遅い方で運動は苦手でした。高校は帰宅部で、大学は幼少の頃から続けていたヴァイオリンを弾きたくてオーケストラ部に入部。運動とはほぼ無縁のまま社会人になりました」

現在46歳の平野さんは、29歳のとき、ダイエット目的でジムに入会し、トレッドミルや路面でもジョギングをするようになった。そして、そのうちに友人がハーフマラソンに出ると聞き、「フルは厳しそうだけど、ハーフなら自分にも走れるかな?」と思い、2013年2月の神奈川マラソン(ハーフ)にエントリー。10km以上の距離を練習するようになり、結果は1時間48分39秒。
その勢いのまま同年の湘南国際マラソンで初フルに挑戦し3時間58分52秒。ハーフの練習を始めてから約1年、ジョギングだけでサブフォーを達成した。

「ジョグのみ練習」には特徴がある。それは、坂道や不整地などをあえて選ばず、フラットな道を淡々と速すぎないスピードで走ることだ(キロ5~6分くらいで、月に150~200km)。何事においても、コツコツ積み重ねるタイプの平野さんらしさが表れていた。


憧れの別大出走を目指し
まずは3時間半切りへ

初フルでサブフォーを達成した平野さん。自身がマラソンを走る前からテレビ中継でランナーを見るのが好きだったという。
「走るようになる前からマラソン中継を見るのが好きで、特に1952年から続いていて君原健二さん、宗兄弟などの名ランナーを輩出している別府大分マラソンは大好きでした。自分が初フルに出た2013年の別大では、あの川内優輝さんと中本健太郎さんがデッドヒート! 28km過ぎから40km地点まで、赤いウエアの川内さんと青いウエアの中本さんが競り合う姿は今も脳裏に焼きついています。もちろん、当時は自分が別大を走るなんて微塵も思っていませんでした」

平野さんは無理をしない「ジョグのみ練習」を続け、3年後、2016年の横浜マラソンで3時間42分39秒を出し、その瞬間、「あと13分縮めれば、別大に出られる!」と思うと同時に、「今の走力では3時間30分は切れない。そうだ……ランニングクラブを探そう!そして3時間30分を切って別大に出よう」と心に決めた。

インターネットで探したランニングクラブは通いやすさを優先して『八王子走ろう会』に決めた。ここで初めて800m×6本、1000m×4本などのインターバルやペース走、ビルドアップ走などを行うようになり、同年10月の富山マラソンで3時間30分切りを達成した(3時間24分34秒)。



朝練習も取り入れて走行距離が倍以上に

「初めての別大出走は2018年2月。スタート地点の雰囲気も、それまでに出たフルマラソンとぜんぜん違いました。テレビで見ていた以上の緊迫感があり緊張しました。結果は3時間24分49秒、2019年はタイムが落ちて3時間33分01秒、2020年は3時間14分54秒。正直、ここでもまだサブスリーを目指すとか目指さない、とかという意識はなかったのですが、もっと速くなりたいと思いました」

コロナで大会がなくなった時期、元モンテローザ陸上部の向井孝明さんが率いるクラブチーム『TEEM GREEN TRACK(TGT)』に入会。速いメンバーの影響を受け、徐々にサブスリーを視野に入れ始めた。
「同じ走力のランナーたちと切磋琢磨することができました。月曜日はおやすみ。火曜日と土曜日にポイント練習、水曜日から金曜日は、10~15kmのジョグで日曜日はキロ5分30秒~6分のペース走(20~30km)。以前は走っても200kmくらいだった練習量が月間400~500kmになりました。特に大きかったのは、仕事前の朝ランを導入したことです。忙しさに関わらず毎日1時間で10~12km、安定して距離を積めるようになりました。低酸素トレーニングや故障予防のための鍼治療も定期的に行いました」

2023年2月、44歳で迎えた4度目の別大はスムーズにスタートし、5km20分台のラップで36kmまで順調に走行。「2時間55分切りがちらつきましたが、マラソンの神様はそんなに甘くなく、37km過ぎたあたりで、身体が動かなくなりました。そのあとはもう必死にゴールを目指し、ゴール後、心からのうれし泣きでした! マラソンに必要なのは覚悟だと思います。3時間30分を切って別大に出るという覚悟、そして別大でサブスリーを達成するという覚悟。これができたから、達成できたと自負しています。今後は2時間55分を切って、別大の【カテゴリー2】からの出走を目指します」






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