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85歳で初マラソン・ランニング歴2年のシニアランナー「いまが人生で一番いいとき」
昨年のいわて奥州きらめきマラソンを5時間12分57秒で完走した遠藤さん |
ランナーズで連載中の、活躍するシニアランナーを紹介する 「走って輝く人生100年時代」。今回は2024年のいわて奥州きらめきマラソンで初マラソンを5時間12分57秒で完走した遠藤留雄さん(86歳)の記事を一部編集して紹介します。
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――初めて大会に出場されたのはいつですか?
「2023年のMINATOシティハーフマラソンです。普段通っている健康トレーニング教室の先生が『大会に申し込む方はいますか?』と聞いたときに、完全に手を挙げたわけじゃなくて、半分だけ挙げたんです。『えっ、走るつもりですか?』と聞き返されました(笑)」
――初ハーフマラソンはどうでしたか?
「どこまで走れるか見当もつきませんでしたが、2時間17分30秒で完走できました。84歳で最年長完走者として表彰されて、『フルマラソンもいける』と言われて、すっかりその気になってしまいました」
――その翌年にはフルマラソンに挑戦されたそうですね。
「2024年のいわて奥州きらめきマラソンが初マラソンです。最高気温32℃という暑さのなか、終盤の坂道で500mだけ歩きましたが、それ以外は走りました。25歳の時にぎっくり腰を患い、50年以上も腰痛で歩くのも辛かった自分が、まさかマラソンを完走するなんて夢のようでした」
――普段のトレーニングについて教えてください。
「毎朝5時から2万歩以上のウォーキングをしています。筋トレは週4~5回行っていて、身体を鍛えています。ランニングを本格的に始めたのは2年前で、いまは10kmのジョギングを週2回程度。初マラソン前は、練習で42km走をして歩かずに走りきれたので、これなら大会でもいけるなと思いました」
――これからの目標を教えてください。
「次は100kmマラソンに出てみたいです。自分の身体がどこまでがもつのか、興味があります。この年になると、友人たちがあちらの世界へ旅立っています。私はたくさん土産話を持って旅立ちたいと思ってるんです。苦労して働いていた若い頃は食べるだけの生活だったので、今が人生でいちばんいいときかもしれません」
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ランナーズ9月号では、遠藤さんのより詳細なインタビューを紹介しています。ぜひご覧ください。
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