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9万人が挑戦! 14kmで制限4時間半“10億円住宅街”を走るファンラン大会
昨年に続いて約9万人が参加 |
オーストラリア・シドニーで8月10日、『世界最大級のファンラン』と称されるロードレース大会「City2Surf」が開催され、約9万人が参加しました。1971年に始まって55回目を迎えた本大会は、シドニー中心部のハイドパークをスタートし、ボンダイビーチにフィニッシュする14kmの片道コースです。現地では「一度は走りたい大会」として人気を集め、第1回大会の参加者2025人からオーストラリアの一大イベントに成長しました。
レースは午前7時35分から走力別に分けられたグループごとにスタート。フィニッシュ関門の閉鎖は14時と、最後方のグループからスタート(9時27分)しても約4時間半あり、徒歩でも間に合います。コース上には常に大勢のランナーがおり、途絶えることはありません。
コースは序盤からアップダウンが続き、最大の難所は5~7km付近にある「Heartbreak Hill(心臓破りの坂)」。その後は「1軒10億円」が相場の高級住宅街を抜け、高台からボンダイビーチの絶景を見下ろしながらフィニッシュを迎えます。沿道には25カ所の応援スポットが設置され、ダンサーやDJが大会を盛り上げました。
男子はアイザック・ヘイン選手が40分33秒、女子はブロンテ・オーツ選手が45分51秒で優勝。5000m13分28秒55の自己ベストを持つへイン選手はスティーブ・モネゲッティ選手が保持するコース記録にあと30秒と迫りました。
例年はほとんど晴れるというこの大会では珍しく一時は豪雨に見舞われましたが、参加者たちは「大勢の中で走れるのが最高」「9万人もいるのでエネルギーがあふれていて楽しかった」「街からビーチに向かう景色が素晴らしい」などと話していました。
大会の詳細は9月22日発売の月刊ランナーズ11月号でも紹介する予定です。
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