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ランナーズonline

猫ひろしさんも登壇!! 走る研究者が集う「ランニング学会」が開催

2025年3月28日

ランニング学会で自身のトレーニングについて発表した猫ひろしさん

ランニング学会で自身のトレーニングについて発表した猫ひろしさん


ランニングに関する専門家が研究発表や意見交換を行う「第37回ランニング学会大会inリソルの森」が3月22日と23日、千葉県長柄町で開催され、マラソンのトレーニング方法やパフォーマンスの分析、事例報告などが行われました。2016年リオデジャネイロオリンピックの男子マラソンにカンボジア代表として出場したお笑い芸人の猫ひろしさんも登壇し、自身のトレーニングについて考察・発表しました。
市民ランナーにも役立つ知見が満載だった内容の一部を紹介します。


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猫ひろしのマラソントレーニング

2023年の東京マラソンで2時間27分2秒と、45歳にして自己ベストを8年ぶりに塗り替えた猫ひろしさん。2024年からは順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科に入学し、ランニングについて研究しています。

以前は毎日30km走っていた猫さんですが、42歳を過ぎてからは疲労が抜けにくくなったため、走行距離を減らすとともに、リカバリーと栄養管理に力を入れるようになりました。酸素カプセルを利用したり、揚げ物を食べない、4時間以上の空腹状態を作らない、食事のほかにサプリメントとしてエビオス(整腸)、アルミオ(BCAA)、ファミカル(カルシウム、マグネシウム)をとることなどを心がけているそうです。


ハーフマラソンの結果でフルのタイムが予測できる?

ランニング学会が推進する「ハーフマラソンプロジェクト」では、鍋倉賢治先生(筑波大学)がハーフとフルの相関を分析しました。過去3年間の傾向から、適温(寒冷)時のフルマラソンではトレーニング不足やオーバーペースが失速リスクを高める要因となることや、気温が高くなると持久係数(※ハーフの記録から予測できるフルの記録倍率)が通常時の2.15~2.2倍から2.3~2.4倍に増加することが指摘されました。


10分のジャンプで走力アップ!?

走る前に10分程度のプライオメトリックトレーニング(縄跳びやその場でのホッピングなど)を実施することで、ランニングエコノミーが改善するという研究結果を永原悠利さん(立命館大学)が発表しました。走る時間を減らしてでもプライオメトリックトレーニングを取り入れるほうが効果があるそうです。


高齢ランナーはピッチがカギ?

平川菜央さん(アシックス)の研究ではアールビーズ主催のレース「30Kシリーズ」でモーションセンサーを装着したランナー5000人以上のデータを分析したところ、ストライド長が40代から低下し始め、ピッチが増加することが判明しました。年齢が高くなるほどストライドが短くなり、ピッチ数の増加によって速度の低下を防いでいると考えられます。また、どの年齢でも接地時間が短いランナーほどパフォーマンスが高い傾向を示しました。


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4月22日発売のランナーズ6月号ではピッチ走法について特集する予定です。年齢を重ねても走力を維持、もしくは高めたいランナーはぜひご覧ください。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ7月号 5月21日発売!


ロンドンで人類初の2時間切りが誕生!
「驚異的ペースアップの裏側」

4月26日に開催されたロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン・サウェ選手が1時間59分30秒をマークし人類初のフルマラソン2時間切りを達成しました。この記録が実現した背景について、筑波大学の鍋倉賢治先生が科学的見地から分析。今後の記録更新に向けての注目点についても言及しています。また瀬古利彦さん、藤原新さん、吉田響選手ら識者もコメントを寄せました。

第22回全日本マラソンランキング

2025年4月から2026年3月の1年間、日本国内で開催されたフルマラソンの各種データをまとめた「全日本マラソンランキング」。対象大会数は108大会で過去最多でした(前年度92大会)。メインのコンテンツの「フルマラソン1歳刻みランキング」は各年齢上位100位を掲載。本誌に掲載の、ランキングで誕生した記録やストーリーをピックアップする「偉大な記録からほんわかストーリーまで 全日本マラソンランキングトピックス×18」特集も合わせてお読みください。

週一スピード走は月間走行距離100km増と同効果!
& プレイバックRUNNERS Since1976「継続できるスピード走」

今年、ボストンマラソンの参加者(2022年)を対象にしたトレーニング調査の結果が報告されました。それは「レース記録は、走行距離に加え “スピード練習の回数” と強く関連している」というもの。この研究を踏まえて、兵庫県立大学の森寿仁先生が春先からスピード走を実践することの有効性を解説します。



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