本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

【マイトレーニング】40歳から走り始めた52歳の社長ランナー サブ2.5達成のカギは「5km全力走」

2025年2月28日

昨年11月の「いびがわマラソン」ハーフの部を走る安澤さん(1時間13分6秒)写真/本人提供

昨年11月の「いびがわマラソン」ハーフの部を走る安澤さん(1時間13分6秒)写真/本人提供


ランナーズで連載中の、フルマラソン2時間30分切り市民ランナーのトレーニングを紹介する「マイトレーニング」。カラオケ関連の事業を展開する、株式会社ミニジューク岐阜の代表取締役社長を務める安澤嘉崇さん(52歳)の記事を一部編集してご紹介します。昨年12月の福岡国際マラソンで2時間28分30秒の自己ベストを出し、50歳を超えてなお進化を続ける秘訣は、「5km全力走」を軸にしたスピード強化にありました。


********


安澤さんは2012年の40歳の誕生日に、鏡に映った自分の身体を見て「このお腹はダメだな」と思ったのがキッカケでランニングを始めました。小中学校では野球に打ち込むものの、それまで本格的なランニング経験はなく、1時間のウォーキングから始め、徐々にジョギングに移行したといいます。

ランニングを始めた翌年の13年に和歌浦ベイマラソンwithジャズ(現和歌山ジャズマラソン)に出場。初めて出場したハーフマラソンにも関わらず、1時間30分47秒でフィニッシュしました。この結果に「サブスリーもいける」と周囲から声をかけられ、より練習に熱が入るようになったといいます。14年のいびがわマラソンでは2時間51分5秒でフィニッシュし、初マラソンでサブスリーを達成。その後も順調に記録を伸ばし、18年の横浜マラソンで2時間40分2秒、19年の大阪マラソンで2時間33分47秒と記録を更新しました。

「年齢的に今季が2時間30分を切る最後のチャンスかもしれない」と臨んだ12月の福岡国際マラソンで2時間28分30秒の自己ベスト更新を果たしました。

現在の安澤さんの月間走行距離は400~450km程度。50代で記録が伸びた一番の要因は2年半前から毎週土曜日に参加している5kmのパークラン(日本は40会場、世界各地で毎週土曜に無料で開催)での「全力走」だといいます。

「スピードの上限が上がってマラソンペースに余裕が生まれました。パークランでの5kmの記録をバロメーターとしていて、ベストを出した福岡国際マラソンの1週間前はキロ約3分15秒の16分14秒で走れていました」と話します。

パークランの5kmを90~95%の力で走るイメージを持っているものの、安澤さんより速い20~30代のランナーも参加するため毎回ほぼ全力走になるそうで「自分が初めて走った時は17分で走るとダントツで1位だったのが、今では若いランナーが次々と毎週参加するのでなかなかトップがとれないですね」と苦笑する安澤さん。

現在の目標は「もう1度、2時間30分を切ること」だといい、全日本マラソンランキングでも3位が続いているため、「何とか頑張って上位2人に60歳までついていってそれから勝負したいですね」と話します。目標に向けて毎週「5km全力走」を続けています。


********


安澤さんのより詳しい練習メニューは、現在発売中のランナーズ4月号で紹介しています。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ10月号 8月21日発売!


速く、長く走り続けたいランナーのための
「超若返りトレーニング」

加齢によって走力が落ちたり長い距離が走れなくなってくるのは自然の摂理。とはいえ、工夫によって走力をキープ、あるいは向上させることは不可能ではありません。今号では「最大酸素摂取量」や「筋力」「ミトコンドリア」といった点から、どのようなトレーニングをすれば加齢の影響を抑えられるのか、科学的根拠も踏まえた「超若返りトレーニング」を紹介します。

大会新時代がやってくる!

新企画を打ち出す大会や新しいシリーズがスタートするなど、マラソン界には新しい話題が盛りだくさん。皆さんの大会選びの参考にもなる2026年1〜3月開催大会のトピックスを集めました。進化する大会を走りましょう!

100日間でサブフォー達成!
31日~60日目の目標は「超本気の5kmタイムトライアル」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「31~ 60日目の頑張りトレーニング」を解説します。
猪瀬コーチとclub MY☆STAR代表・岩本能史さんがサブフォー達成に適したペース戦略について語り合った「ネガティブスプリットで25kmから『抜きっぱなし天国』」も必読です。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ