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ランナーズonline

富士登山競走の覇者はヨーロッパで武者修行中「上り坂インターバル」で強化

2024年8月01日

山頂コースを2連覇した近江竜之介選手(写真/小野口健太)


第77回富士登山競走が7月26日に山梨県富士吉田市で開催され、「山頂コース」の男子は近江竜之介選手が2時間42分24秒で2連覇、女子は吉住友里選手が3時間13分8秒で6連覇を果たしました。1,661人が参加し、時間内完走者は678人。完走率は40.8%でした。

男子は大会記録(2時間27分41秒=宮原徹、2011年)の更新を宣言していたプロ山岳ランナーの上田瑠偉選手が五合目をトップ(1時間19分41秒)で通過しましたが、最終的には2時間51分32秒で6位。近江選手は五合目を上田選手から2分8秒差の2位で通過すると、上田選手を逆転して逃げ切りました。

近江選手から52秒差の2位に入ったのは49歳のクリスティアン・ホフマン選手。2002年ソルトレイクシティオリンピックのクロスカントリースキー金メダリストです。五合目では1時間25分19秒の5位でしたが、そこからタイム差を縮めて順位を上げました。3位は板垣辰矢選手で2時間49分59秒でした。


左から2位のクリスティアン・ホフマン選手、1位の近江選手、3位の板垣辰矢選手


上田選手は「前日の昼から体調不良になった」と明かし、「2週間前に試走をした時は2時間25分で行けるかなと感じていました。五合目までは予定通りのタイムでしたが、今の状態ではオーバーペースだったのかもしれません。来年も挑戦したい」と話していました。

プロランナーの近江選手は今年5月から武者修行のためヨーロッパでトレーニングを積んでいます。この大会に合わせて一時帰国しましたが、来年の3~5月頃まで滞在する予定です。

「ピレネー山脈(スペイン)の標高1500mをベースに、毎日山を20~30km走っています。最近は上りの練習を増やし、長い上り坂を走り続けたり、上りでインターバルトレーニングをする時もあります。1kmか3分間ダッシュして、1分レストで10本から15本をこなします。おかげで海外の大会でも結果が出せるようになりました。今回はタイムは気にせず優勝だけを目指し、1位が狙える位置で走ることを意識しました。五合目付近で差し込み(腹痛)があって一時はペースダウンしましたが、優勝できてよかった。来年は3連覇を目指します」



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