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ランナーズonline

ウルトラマラソンの世界 2023年は “100kmの旅” へ出かけませんか?

2023年3月02日

(写真/小野口健太)

(写真/小野口健太)


1月末から毎週末、フルマラソンレースが開催されています。
フルマラソンの2倍以上の距離を走る100kmは、レースというよりも “旅” に近いかもしれません。
景色や時間の移ろい、そして自分自身との向き合い。
コロナ禍を経た今年、100kmの旅に出かけませんか?
現在発売中のランナーズ4月号では、各大会主催者からの「我がレースの旅」PR など、2023年に日本国内で開催される100kmウルトラマラソン計21大会を紹介しています。

今回は、これまで55回以上ウルトラマラソンを完走した“走る”フリーライターの三河賢文さんがその魅力を綴った一部を紹介します。


100kmはつらさまで含めて楽しさに変わる

私がランニングを始めたのは2011年のこと。大学時代には陸上競技部に所属し、十種競技に取り組んでいた。しかし、社会人となって数年が経ち、いつの間にかアスリートとは呼べない体型に。走り始めたのは “ダイエット” が理由だった。
最初は「一生に一度、フルマラソンを走ってみたい」と思っていた。それが、今では100km、あるいはそれ以上の距離に及ぶウルトラマラソンへ頻繁に出場。
人生初のウルトラは2012年の夏前、知り合いに誘われたのがキッカケで出場した「第2回奥多摩周遊エコ・ジャーニー」。16時間近くかけて完走した(98kmとなっていたが、実際は100km以上あった)。走るというより歩いてのゴールで、まさに満身創痍。レース中は何度も足を止めようとし、ずっと「二度とウルトラには出ない」と考えていた。それなのに、ゴールした時には「また挑戦したい」という気持ちに変わっていたのは、ウルトラだけの魅力があるからだろう。

100kmという道のりは長く、何が起きるか分からない。
アップダウンが舞台の大会も多く、飛騨高山や星の郷八ヶ岳野辺山などは、走るのが嫌になるような坂道があった。2013年の宮古島ではいきなり強い雨風が吹き荒れ、83km地点でリタイアに追い込まれた。同年の柴又100Kでは50km地点でエネルギー切れのためブラックアウトしそうになったり、他にも脱水症状でフラフラになったりと、何も起きないほうが珍しいかもしれない。
しかし、そうした苦難があるからこそ、ゴールの達成感はとてつもなく大きい。
何かが起きる前提で準備し、戦略を練る。
この過程もウルトラの醍醐味と言えるだろう。私にとってウルトラは、いつの間にか、つらさまで含めて楽しさに変わっていた。


三河賢文(みかわ・まさふみ)
千葉県印西市在住、39歳。4人の子を持つフリーランスのライター。ランニングクラブWILD MOVE代表、NPO法人HASHIRU理事。


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今年、100kmの挑戦に向けてウルトラマラソンの会にも入会しませんか?

【inチーム】100kmで目標達成したいランナーへ 3月から「ウルトラマラソンの会」が始動!



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万国共通「走る力は生きる力」

3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。

40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー

今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。

世界のレジェンドたちに聞いた! 
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年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。



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