本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

誰もが無縁ではありません! 3年ぶりフルマラソンは「脚つり」に要注意!

2023年1月26日

こんな経験ありませんか?(写真/hoco)

こんな経験ありませんか?(写真/hoco)


いよいよフルマラソンシーズン到来!
今週末から毎週末、全国各地でフルマラソンが開催されます。
そのため3年ぶりにフルマラソンに出場するという方も多いのではないでしょうか?

昨年10~11月には10万人以上がフルマラソンに出走していますが、「コロナ前よりも脚をつっているランナーが多い」と語るのはサブスリー医師の北原拓也先生(49歳)。
現在発売中のランナーズ3月号では自身も「脚つりランナー」だという北原先生が、脚つりの原因と対策を伝授しています。


********


2022年11月、私はちばアクアラインマラソンにドクターランナーとして出走しました。
そのレース中に気づいたのが、「コロナ前よりも脚をつっているランナーが多いのでは?」ということです。他のレースに出た知人たちがSNSに投稿した内容でも「つってしまった」というものが多かったです。
久々にフルマラソンを走るランナーが多く、「走り込みや筋トレ不足により、筋力が不足していた」「レース中の水分やミネラル補給の感覚を忘れていた」といった点から、これまでよりもつりやすくなっていたのだと考えられます。

「レース後半で脚がつって力を出し切れない」というは非常に歯がゆいものですよね。
実は私自身も、これまで出場した全てのフルマラソンで必ず脚がつっているという脚つり体質です(笑)。
そんな自分自身が今後マラソンを走る時のため、今回は2021年に海外誌に掲載されたレビュー論文を元に、脚つりの原因と対策を調べました。同じ悩みを持つ方、3年ぶりフルマラソンを走る方の参考になれば幸いです。


脚つりの原因はさまざまな要因が絡み合っている

脚つりの原因は、実はまだ解明されていないことがとても多いです。
その中で昔からよく言われるのは「脱水と電解質不均衡」です。
気温や運動によって筋肉の温度が上がることにより、体内の水分が不足します。
その際、汗とともに電解質が流れ出てしまい、バランスが崩れてしまうことが原因ともいわれています。

次に、「神経の問題」です。
これは疲労などが背景にあり、運動神経の興奮性刺激と抑制性刺激の間の不均衡が生じると痙攣が起こるというものです。マラソンの後半でペースアップをしようとした瞬間に「ぴきっ」とつった経験があると思いますが、この場合は神経の興奮性が高まったため、痙攣につながってしまうわけです。

また要因のひとつには「加齢」も含まれていました。
フルマラソンを3年ぶりに走る、ということは誰もが3歳年齢を重ねているので、それだけ脚つりの可能性も上がっています。今まで問題のなかった人も、注意すべきと考えています。



きたはら・たくや

内科専門医・肝臓専門医で、ランニングドクター、コーチとしても活動。
ビアソムリエの資格を持つ。
フルマラソンの自己ベストは2時間50分22秒(19年湘南国際)



現在発売中のランナーズ3月号では北原先生が脚つりの対策として効果的な食品も紹介しています。

※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ