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3年ぶりの北海道マラソンが再出発のきっかけに 「札幌をランニング王国へ」
右:作.AC北海道監督 作田徹さん、左:runnet channel編集長 京谷和央(写真/釜石由起) |
9月22日発売のランナーズ11月号では3年ぶりに開催された北海道マラソンについて掲載しています。
9月25日(日)には、北海道網走市でオホーツク網走マラソンも開催。
「旅ラン」として参加するランナーも多数いました。
⇒ 和牛エイドに絶景で「最高に楽しめた」 3年ぶり開催のオホーツク網走マラソン
北海道のランニング界は2019年、札幌にオリンピックのマラソンが来ると決まって大きく盛り上がりました。
しかし、その後のコロナ禍、そして昨年のオリンピック開催。
他の地域と異なり、大きな影響を受けた北海道のランニング界について2006年からランニングクラブ作.AC北海道の監督を務める作田徹さんに、2019年まで北海道文化放送に勤務していたrunnet channel編集長の京谷和央が北海道マラソン前日にインタビューしたその一部を紹介します。
今回の北海道マラソンが道民ランナーのオリンピック
京谷 昨年オリンピックのマラソンが札幌で行われました。この時の感想は?
作田 実はさみしさを感じていました。沿道の応援は自粛だったので我々もテレビ観戦で、札幌で行われている実感は全くありませんでした。本来であれば準備段階から当日までもっと盛り上がるはずだったのに。
京谷 それは意外でした。すると、余計に今回の北海道マラソンに期待するものがあるのではないでしょうか。
作田 はい。今年は北海道の他のレースも実施されていますが、道民にとってはやっぱり北海道マラソンがメインなんです。
北海道マラソンがない夏は考えられなかった。ランナーの方々にはこれまで2年半我慢してきた分、思いっきり楽しんでゴールを目指してほしいです。同窓会のような場になるでしょうし、皆さんにとってのオリンピックといえるかもしれません。
京谷 これまでランニングから離れていた人たちが戻ってくる機会になるかもしれない。
作田 そうですね。先日オホーツク地方でランニングイベントを行ったのですが、地元クラブの方から「みんな走るのをやめてしまった」と聞きました。地方は都会よりもさらに走りづらさがあったのだと思います。でも明日北海道マラソンがあって、翌週には日本最北端わっかない平和マラソン、その翌々週にはオホーツク網走マラソンと、大会が続いていきます。ここで活気を取り戻せば、再び走り始めてくれるのではないかと期待しています。
京谷 北海道全体にもプラスになるんじゃないでしょうか。
作田 今回の北海道マラソンは参加者2万人のうち約4割が道外のランナーだそうです。当然ホテルに宿泊され、飲食店で食事もされるでしょう。これまで大きな打撃を受けてきた観光業に携わる方々にとっては、大変喜ばしいことです。北海道マラソンを機に、北海道全体がプラスに進んでいってほしいですね。
北海道マラソンではランナーと住民が交流する姿も。「ランニングを通じて北海道を盛り上げたい」と作田さんは期待している |
⇒ 【北海道・東北エリア】10月~12月のランニング大会&イベント
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