本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【3年ぶりにフルマラソンを走る方へ 02】「今日は調子が良い」は気のせい? 10kmのワナにも要注意!

2022年8月23日

2019年北海道マラソン(写真/釜本由起)

2019年北海道マラソン(写真/釜本由起)


現在発売中のランナーズ10月号では「3年ぶりにフルマラソンを走る方へ」と題し、2014年10月号に掲載した「編集部オーバーペース座談会」「10kmのワナに要注意」の内容を再録(一部編集)しています。
本日は「10kmのワナに要注意」を紹介します。

今こそ注意!「オーバーペース」


3つの原因がある!

「スタート直後は時計を見ながらペースを守っているのだけど10km以降に調子が良くなり、無意識のうちにペースが上がってしまった」
「急に身体が軽く感じられるようになってきたから、ちょっぴりペースを上げてみた」なんて経験はないだろうか?
これこそが「10kmのワナ」。スタート直後の緊張が解けたタイミングで、レース後半の歯車を狂わせる引き金となってしまうのだ。
絶対に引っかかってはならない。それではなぜ、10kmを通過するあたりで「調子が良い!」と感じるのか? 3つの理由を解説しよう。

(1)筋温が一定になり脚が軽くなる
スタート後15~20分で体温が高まり、脚が軽くなった状態で迎える10km地点は「絶好調」と感じられるポイントとなる。

(2)エネルギー的な余裕がある
マラソンを走るのに必要なエネルギーは体重45~70kgのランナーで1900~3000kcal。一方、身体に蓄えられるグリコーゲンは1500kcal前後。つまりレース後半は「低グリコーゲン状態」になりがちだが、10kmでは十分に余裕がある。

(3)精神的余裕度が高い
マラソンのレースペースは最大酸素摂取量の70%程度であり、「十分余裕のあるペース」と言える。また、42kmの長丁場で考えれば10km地点はまだ序盤であり、「わけのない」距離ということができる。
これらの知識を踏まえた上で行うべきは、10kmを通過してから無意識のうちにペースが上がってしまっていないか? を確認すること。仮に上がってしまっていたら焦らず落とす。30km過ぎて「まだ行けそうだぞ」という感覚が続いていたら初めて、ペースを上げてもOKだ!


現在発売中のランナーズ10月号では「男性の方がオーバーペースに陥りやすい……」をデータと共に掲載しています。




ランナーズ6月号 4月22日発売!


ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
このトレーニングを続けることがなぜ秋冬マラソンでの目標達成につながるのか、詳しい理論やアレンジ法をご紹介します。

ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ