ニュース・記事
ランナーズonline
【あと少し痩せて速くなる 08】走っても痩せない人は、NEAT(日常生活の活動量)を高めよう
|
「走っても痩せない」という場合、どうしても現状よりトレーニング量を増やそうとしますが、走る時間をさらに捻出するのは難しいものです。
そんな場合、日常生活での活動量を増やすことで解決できるかもしれません。
運動以外の日常生活での活動量をNEATと言います。
1日の消費カロリーの内訳では、NEATは2番目に多く、もっと注目し、これを高めることを意識すべきです。
S・Nさん(男性・43歳)は、自己ベストである3時間30分切りを目指して、練習量を増やし月間300km走ったのに、まったく体重が減らなかったそうです。
もうこれ以上走る量は増やせないため、普段の生活の中の活動量、NEATを増やすことにしました。
S・Nさんが実行したのは以下の2点です。
●日常生活の移動をスロージョグや速歩に
通勤時や飲み会に向かうときなど、普段の移動をなるべくスロージョグや速歩きにする。
●上下移動は階段を使う
普段エレベーターやエスカレーターを使っていた部分は、階段を昇降する。
移動のスロージョグは小走り程度ものです。ランニングウエアに着替えて走る通勤ランと違い、普段着のままできるのでハードルが低く、思い立ったらすぐできる気軽さがあります。
またS・Nさんの場合、自宅が9階、職場は14階ということもあり、階段昇降が消費カロリー向上にかなり貢献していました。
職場では、頻繁に別フロアに移動することもあり、ある日の記録では、普段の日より約800kcal多くカロリーを消費していました。
これは計算上では、9日間続くと体脂肪1kg分減ることに相当します。
NEATを増やすことがいかに重要かがわかると思います。
※月刊ランナーズより抜粋
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。