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「約15分9秒」の運動で気持ちがポジティブに!? スポーツがメンタルに及ぼす研究結果をアシックスが発表

2022年4月01日


走ることで気持ちがポジティブになる、という経験は、大半のランナーがお持ちではないでしょうか。そのことが、アシックスの研究で証明されました。同社の研究結果をご紹介します。

株式会社アシックスは、このたび、スポーツがメンタルにおよぼす効果を研究する「UpLifting Minds Project(アップリフティングマインズプロジェクト)※1」のひとつとして、運動習慣の有無が精神にどのような変化を引き起こすかを測定するプログラム「Mind Race」を実施。

21ヵ国から運動習慣のある57名を対象にしたこのプログラムでは、1週目は各人が日ごろから取り組む運動を通常通り行い、2週目に運動を休止。3週目には再び通常通りの運動を行い、その各期間の精神状態の変化を時系列で測定しました。

その結果、運動をしない期間は「自信」が20%、「ポジティブさ」が16%、「エネルギッシュさ」が23%、「ストレスに対処する能力」が22%低下するなど、精神状態を分類した計10項目を分析すると軒並みスコアが低下したことが判明。

わずか1週間の運動不足が心の状態を低下させること、また3週目に通常の運動習慣に戻った際には、即時、全員が心の状態の改善を感じていることがわかりました。


「約15分9秒」の運動習慣が気持ちを上向きに!

以上の結果に加え、独自のシステム「Mind Uplifter(マインドアップリフター)※2」で得られたデータを分析したところ、自身が日ごろから行っている運動を1日あたり「約15分9秒」実行すると、精神状態にポジティブな影響を与える可能性があることが分かりました。

EEG測定(脳波測定)を使用した独自の方法により、運動前と運動後の個人の認知反応と感情反応の違いを明らかにしながら定量化したこの研究の測定には、これまでに79ヵ国から数千人の人々が参加。

この研究に携わった、運動とメンタルヘルス研究の第一人者であるブレンドン・スタッブス博士(キングス・カレッジ・ロンドン勤務)は「この分析結果で、ポジティブな精神状態を引き起こすためにはどれだけの運動が必要かを特定することができた。また一定期間の休止を経てから定期的な運動を再開すると、心身の健康が非常に速く回復することも示唆している」とコメントを寄せています。

株式会社アシックス 常務執行役員の甲田知子氏は「ぜひ『約15分9秒』の運動を習慣化していいただき、みなさまの日常生活が心身ともにより充実したものになってほしい」というメッセージとともに、日常的に運動習慣のない人がスポーツで得られる高揚感を知るためのサポートをするなど、この研究で得られた知見を生かした新たな取り組みへの意気込みを語りました。


※1 特設サイト
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/smsb?version_name=v2

※2 「Mind Uplifter」特設サイト
https://minduplifter.asics.com/

〇「Mind Race」フィルム
運動習慣による心の高揚など、精神的なメリットを表現した映像。
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/smsb?version_name=v2



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