本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

女性サブスリーランナーが日本語版を編集 エチオピアランナーたちの生活・練習を綴った「ランニング王国を生きる」

2021年11月11日

原書と自身が編集した日本語版を持つ福島舞さん

原書と自身が編集した日本語版を持つ福島舞さん


今年7月に出版された「ランニング王国を生きる~文化人類学者がエチオピアで走りながら考えたこと~(青土社刊)」の原書は、フルマラソンを2時間20分で走るイギリスの文化人類学者、マイケル・クローリー氏がエチオピアへ行き、1年3カ月にわたって現地のランナーたちと同じ生活・練習を送る中で、彼らの速さの秘密や文化について研究した本です。
編集したトレイルランナーの福島舞さん(36歳)が本の魅力を語ってくれました。

原書の「Out of THIN AIR」は2020年11月にイギリスで出版されました。エチオピアのランナーには1964年の東京五輪で優勝したアベベ・ビキラ、かつて「皇帝」と呼ばれトラック競技やマラソンで世界記録をつくったハイレ・ゲブラセラシェなどがいます。
日本語版の編集を進める中で、私が印象的だったのは、著者が現地の選手たちと一緒に走って苦しくなった時に「自分を変えるには、誰かと一緒に走らなきゃダメだ。自分のペースじゃなく、相手のペースに合わせるんだ」と言われた場面です。エチオピアでは速くなりたいランナーは常に誰かと走り、ひとりで走ることはほとんどないのです。また、舗装された道は週1回しか走らないなど興味深い内容がたくさん書かれていました。平日はひとりで舗装路を通勤ランしている私にとっては、衝撃でした。
ランナーの皆さんはもちろん、エチオピアの生活を知るための読み物としても楽しんでいただけるはずなので、ぜひ読んでいただきたいです!



福島舞:
青土社の編集者。週末にはトレイルランナーとして国内外のレースに出場する。フルマラソンのベストは2時間54分51秒。


福島舞さんへのインタビューは12月号に全文掲載しています。

ランナーズ6月号 4月22日発売!


ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
このトレーニングを続けることがなぜ秋冬マラソンでの目標達成につながるのか、詳しい理論やアレンジ法をご紹介します。

ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ