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ランナーズonline

元リクルート同僚対談・金哲彦&柳秀雄(1)「やれない理由を言うな やれる方法を考えろ」

2021年10月19日


ランナーズ+inチーム「サブスリーの会」の柳秀雄コーチ(55歳)は元リクルートのアメフト選手。約30年前の会社同僚、金哲彦さん(57歳)と対談しました。柳コーチは当時の社風がサブスリー達成につながったといいます。ランナーズonlineでは対談を2回に渡ってご紹介します。


 リクルート時代の同僚だった柳と雑誌の対談ができるとはね。

 当時は金さんが陸上部、私がアメフト部でしたが、入社した時に上司から「金ちゃんはマラソンを走った翌日もちゃんと仕事をしているんや」と言われたのを覚えています。

金 僕もアメフト界のスターだった柳のことは覚えているよ。でも、まさかランニング界に来るとは。しかもサブスリーをしているのは本当にすごい。だって、アメフトとマラソンは全く違う競技でしょう。

 そうですね。アメフトは試合中、一度に走るのは10秒ぐらいです。だからサブスリーを達成するまでの道のりは決して楽ではありませんでした。金さんも先日、弓削田眞理子さん(60代女子マラソン世界記録保持者)との対談(前号P80〜81)でサブスリーを宣言されたことですし、今日は50~60代のランナーがサブスリーを目指す方法をお伺いできればと。

 「目指そうかな?」と言ったんだよ(笑)。柳はなぜサブスリーをしようと考えたの?

 48歳で走り始めた当初は20km走るのが限界で、途中からタクシーに乗ったこともありました(笑)が、3時間30分を切った頃から「本気でサブスリーに挑んで、達成したら爽快だろうな」と思うようになりました。

 そこからサブスリーまで走力を伸ばすことができた要因(自己分析)は?

 リクルート時代の「やれない理由を言うな。やれる方法を考えろ」という風土が役立ちました。どうしたら2時間を切れるか、金さんの本も含めてひたすらトレーニング方法を研究し、峠走や腹筋ローラーなどに取り組むと、51歳の時に2時間58分が出ました。
 直近のサブスリーはいつ?

 53歳の時に走った20年2月の別府大分マラソンです。2時間53分の自己ベストでした。

 それは立派だ。僕の考えではサブスリーをする人って2通りいて、1つは「サブスリーするぞ」と覚悟を決めて〝プロジェクト〟として、完全に狙って達成する人。もう1つは日常の練習や生活がサブスリーにつながっていて、普段の練習に少しスピード練習を加えると達成できる人。50歳を超えたら、きちんとした計画を作るプロジェクト型じゃないと厳しいのではないかな。

柳 僕は完全にプロジェクト型ですね。2月の別大に向けて前年の7月から計画を立てて練習しています。金さんはレースのどれくらい前から準備を始めるのですか?

 11月の大田原マラソンで2時間57分を出した51歳の時は、その年の1月から身体づくりを始めた。今はもっと時間がかかるだろうね。加齢でスピードが出なくなっているから。サブスリーの場合、キロ4分15秒がレースペースだけれど、本番は気象条件がベストになるとは限らないから、キロ4分10秒でも余裕を持って走れるくらいのスピードをつけておかないと。

 具体的にはどんな練習を?

 僕の場合はまず皇居で5km19分を目標に走る。それができなかったら課題を考えて、たとえばランニング中にストライドを伸ばせていないと感じたら下り坂走、筋力が足りないと感じたら筋トレ、といった具合に対策を講じて皇居1周に再チャレンジ。(5km19分が)達成できたら次は10kmで38分台を目指す、と段階的に質を高めていく方法を取っていたね。

 やっぱりスピードは必要ですよね。僕は峠走の下りと1000m×5本の全力走でスピードを鍛えました。あとは12分間全力走です。これは時計を見ず、オーバーペース気味に走るので乳酸がたまってかなりキツい。でもいい練習になりました。
 ビルドアップ走(※)もお勧め。だんだんペースを上げていくと、フォームが洗練されていくから。キロ4分10秒が楽に感じられるようになるためのアプローチはいろいろある、ということが分かるね。

※ジョギング程度のスピードからだんだんとペースを上げていく練習方法


金哲彦:
プロランニングコーチ。早稲田大学卒業後、リクルートに入社し、陸上部を立ち上げた。現役引退後は同社陸上部のコーチ、監督を経て2001年にNPO法人に日本ランナーズを創設した。

柳秀雄:
柳鍼灸院経営。神戸大学卒業後、リクルートに入社。創部1年目のアメフト部に入部。引退後はコーチとしてチームを日本一に導く。2019年に本誌で「柳サブスリー道場」を連載した。


金哲彦さんと柳秀雄コーチの対談は10月21日発売のランナーズ12月号に掲載しています。

※こちらから記事検索ができます。

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