本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【週刊ランナーズ】編集部員も2時間16分55秒 最後のびわ湖を出走レポート

2021年3月02日

日本新記録を樹立した鈴木健吾選手

日本新記録を樹立した鈴木健吾選手


2月28日に開催されたびわ湖マラソンでは富士通の鈴木健吾選手が2時間4分56秒の日本新記録で優勝。2時間10分以内が42人という好結果にわきました。
一方で、びわ湖マラソンは出場資格が2時間30分以内(今回はコロナの影響で2時間27分30秒以内に引き上げ)という、市民ランナーにとっては憧れのレースでもあります。現在の形式では最後となるこのレースに出場し、2時間16分55秒の自己ベストで完走したランナーズ編集部の行場竹彦が大会の様子をレポートします。

びわ湖マラソンは今回が76回目で現存するフルマラソンでは国内最古のレース。20kmが1時間10分以内(キロ3分30秒)という厳しい関門でも知られ、市民ランナーには「完走」も大きな目標となります。
今回は風が弱く、レース中は日差しがないという絶好のコンディション。スタート前、常連のランナーたちと話すと「過去に出場した中で一番いい気候だ」と口を揃えます。ウォーミングアップをキロ4分で走っていても周りにどんどん抜かれ、意気込んでいるランナーが多いことがうかがえました。
スタート後、同じペースで進むランナーの大きな集団がいくつもできるのがびわ湖の特徴。今回はコロナ禍で他のレースがないということもあり、トップ集団だけでなく市民ランナーたちも前半からハイペースで進みました。同じくハイレベルな選手が揃う福岡国際マラソンや防府マラソンと比べると道幅が狭いため、よりスピード感を感じます。
沿道には「最後のびわ湖だぞ! 頑張れ」と声をかけてくれる人や「ありがとう」と書いた紙を掲げてくれる人も。特に中間点付近の折り返しでは多数の人が手を振って応援してくれました。
私がいた集団はハーフを1時間8分で通過。折り返し後はペースダウンしてくる実業団選手を次々抜くことができ、それもモチベーションに。さらに、ペースが落ちかけていた残り2kmでカーブを曲がると風向きが追い風に変わり、再びペースアップできました。
競技場にたどり着き、最後の直線でゴールの時計を見ると2時間16分台。「大幅自己ベストだ!」と思うと同時に、先頭のゴールタイムが「2時間4分56秒」と表示されており、「日本記録が出たのか?」と驚いて一瞬気を取られました。
トップ選手だけでなく、市民ランナーも自己ベストが続出し、レース後は「これで最後なのが残念」という声が多く聞かれました。


大集団で走る編集部の行場(ナンバー191)

大集団で走る編集部の行場(ナンバー191)


写真/塩川真悟


※今回日本新記録を樹立した鈴木健吾選手はランナーズ2017年5月号で、当時在籍していた神奈川大学の大後栄治監督が執筆したコラムに登場。ランナーズ+(プラス)メンバーズ会員になると、この記事をデジタル版で読むことが可能です。


大好評! ランナーズ+(プラス)メンバーズは超お得な年会費7800円




ランナーズ6月号 4月22日発売!


ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
このトレーニングを続けることがなぜ秋冬マラソンでの目標達成につながるのか、詳しい理論やアレンジ法をご紹介します。

ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ