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【週刊ランナーズ】100km世界選手権2連覇! 山内さんは猛暑の中でも70km走「きつい時はライバルたちを思い浮かべました」

2018年9月12日

9月8日にクロアチアで開催されたIAU100km世界選手権で、日本代表の山内英昭さん(32歳)が6時間28分5秒で2016年の前回大会に続いて2連覇を達成しました。
「中盤に先頭集団に離されましたが、あきらめずに前を追い続けたことが優勝につながりました」

山内さんは陸上競技の経験はないものの、テニス部に所属しながら走った大学3年時の勝田全国マラソンで2時間48分3秒をマーク。卒業後本格的に走るようになり、現在は静岡県浜松市の電子部品メーカーに勤務し、帰宅後の10~15kmジョギングと週末のロング走を中心に練習しているそうです。今回は6月のサロマ湖100kmウルトラマラソンで4位となって2度目の代表を決めると、このレースに向けて猛暑の中、練習量を増やしたといいます。
「平日はこれまで週1回程度だった筋トレを2~3回にして、30~40分行うようにしました。また、休日は午前に40km程度のロング走を行い、午後にも10km程度走る2部練習をすることもありました。レース2週間前には起伏のあるコースで70km走を行いました。暑い中1人で走っているのできついこともありましたが、世界新記録を出した風見尚さんを始め、サロマで上位に入った選手たちや代表に選ばれなかった選手たちのことを考えてモチベーションを上げました」

なお、今回のレースには私も日本代表として出走。山内さんに次ぐ2位(6時間32分51秒)となりました。遠征中ホテルが同部屋だった山内さんの「ブレない気持ちの強さ」を見続けたのが良かったのかもしれません。

(ランナーズ編集部/行場)

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