ニュース・記事
ランナーズonline
RUNNERS ONLINE【週刊ランナーズ】山梨学院大学の駅伝チームと、あの元サッカー日本代表の意外な交流とは
6月某日、『ランナーズ』9月号(7月21日発売)からスタートする新連載の打ち合わせに、山梨学院大学の上田誠仁監督を訪ねました。選手たちのトレーニングを取材した帰り、緑が丘スポーツ公園(山梨県甲府市)の前を通りかかった時のこと、上田監督が20年以上前のあるエピソードを話してくれました。
「ここはよく地域のサッカー部も練習に来ていてね、元サッカー日本代表の中田英寿さんも、高校生の頃はこのあたりで練習していたんですよ」
中田さんは、同県の韮崎高校出身。在学中の1992~1994年度は、山梨学院大学駅伝部も箱根駅伝で2連覇(1994年、1995年)していた時期になります。
「当時から地元では有名な選手だった中田さんに、『君は世界を目指しているんだって。うちの留学生(当時はステファン・マヤカさん。4年連続2区を走り区間賞2回)の走りは世界レベルだぞ。世界を体感したいなら彼らと一緒に走ってみたらどうだ』と声をかけたんですよ。そしたら数日後、中田さんから『一緒に走らせてください』と言いに来て、マヤカたちと一緒に走ったんです。その後の彼の活躍を見て、世界レベルを見据えているアスリートは意識・行動が違うと改めて感じました」
1985年に上田監督がチームを指導するようになり、1992年には箱根駅伝で初の総合優勝。これまで合計3度の総合優勝を果たし、多くの卒業生を五輪や世界陸上の日本代表に送り込んでいる山梨学院大学。その原動力のひとつに、走力と意識の高い留学生に引っ張られ、日本人学生たちも上のレベルを目指すようになっていった、ということはよく報じられている話ですが、その影響は陸上競技部内だけに限らず、異なるスポーツの選手にも刺激を与えていたようです。
7月21日発売の『ランナーズ』9月号からは、箱根駅伝の現役監督の中では最長の34年間、指導を続けている上田誠仁監督が、駅伝、学生スポーツの本質を綴る新連載「疾風勁草知(しっぷうにけいそうをしる)」がスタートします。ぜひご一読ください。
(ランナーズ編集部 栗原)
取材日は、「武田の杜」などアップダウンのあるコースを使った約10kmのジョグが練習メニュー。選手に指示を送る上田監督 |
ランナーズ12月号 10月22日発売!
6,000人のデータで判明!
30km走の実践効果とお勧めの方法は?
今やフルマラソンの定番練習となっている30km走について、アシックススポーツ工学研究所が約6,000人(ランナーズ30Kシリーズ参加者)のデータを分析。その結果「30km走のペース推移はハーフマラソンよりもフルマラソンに近い傾向がある」などが明らかになっています。
30km走がフルマラソンのトレーニングとしてどんな効果があるのか、また効果的な実践方法について考察しました。
人気YouTuberが勧める
ランナーセルフケア"4種の神器"
「ケガせず走り続けるために “4種の神器” で毎日セルフケアしています」と語るのはマラソンYouTuberのこわだ君(27歳)。昨冬、3週連続でフルマラソンに出走し、9月のパリパラリンピックでは和田伸也選手の伴走を務めました。本格的に始まるマラソンシーズンに向けて、こわだ君お勧めの “4種の神器” を紹介します。
「健康の大切さを訴え続けることが東京マラソンの使命」
東京マラソン新レースディレクターインタビュー
今年4月、長年東京マラソンのレースディレクターを務めてきた早野忠昭理事長から引き継いだのが大嶋康弘さんです。棒高跳びが専門だった選手時代や市民ランナーとしての経験も活かし、今後どのような大会を目指すのかをインタビューしました。
本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。