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【週刊ランナーズ】ボストンで川内優輝選手をサポートしたブレット・ラーナーさんは筝(そう)奏者として来日した自己ベスト2時間34分のカナダ人
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ボストンマラソンロゴ入りの特製ケーキを前に微笑むラーナーさん |
ボストンマラソンで川内優輝選手をサポートしたブレット・ラーナーさんの祝賀慰労パーティーが、4月30日(月・祝)に東京都渋谷区で開かれました。大学・実業団の指導者や市民ランニングクラブのコーチなど、ランニング界の関係者が多数集まり、31年ぶりの日本人優勝という川内選手の快挙を支えたラーナーさんを労いました。
これまで多くの日本人選手の海外マラソン大会への出走交渉や、現地でのアテンド役を務めてきたラーナーさん。自身もフルマラソンで2時間34分(2006年別大)のベストタイムを持つカナダ出身のランナーです。
マラソンを走りたい、と思ったのは、10代の頃。1992年のバルセロナ五輪男子マラソンで森下広一選手と韓国のファン・ヨンジョ選手の一騎打ちをテレビで見たことがきっかけでした(ファン選手が金、森下選手は銀)。大学生の時に初マラソンを走り、その後、ニューヨーク・シティやボストンも完走。ボストンにはボランティアとして参加したこともありました。
1997年には筝奏者として来日。日本のレースに次々に出場し、東京の代々木公園を拠点に活動するランニングクラブ「ハリアーズ」ではコーチも務めました。2008年からは「日本の素晴らしいランニングカルチャーを世界に発信したい」と、WEBサイト「JAPAN RUNNING NEWS」を立ち上げ、英語で日本の駅伝やマラソンを紹介。すると海外のマラソン大会事務局から、日本人を大会に呼べないか、という相談が次々に舞い込むようになりました。
2009年のコペンハーゲンマラソンを皮切りに、日本のトップ選手、学生、市民ランナーの海外マラソン挑戦をサポートしています。
パーティーでは、ボストンマラソンのスタート直前、川内選手にこんな言葉をかけたことを教えてくれました。
「川内さん、あなたはこの日のために生まれてきた――。いつもはもっと当たり障りのないことを話すのですが、この日はなぜかこの言葉が頭に浮かんだんです」
『月刊ランナーズ』7月号(5月22日発売)では、川内選手のインタビューに加え、川内選手の海外遠征をサポートしてきたラーナーさんの手記も掲載予定です。ぜひご一読下さい。
パーティー会場にはボストンマラソンの優勝カップも展示されていた |
パーティーでスピーチするラーナーさん |
(ランナーズ編集部 栗原)
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