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【週刊ランナーズ】平日夜ランは午後9時からでもフル2時間16分
実業団も恐れる(?)鹿児島の最強市民ランナー

2017年12月20日

12月17日(日)に開催された防府マラソンでは、川内優輝選手(埼玉県庁)が2時間10分3秒で優勝、濱崎達規選手(南城市役所)が2時間11分26秒で2位になるなど、「非実業団」選手の活躍が目立ちました。
その中で25kmまで先頭集団につき、2時間19分54秒で11位となったのが中村高洋選手(京セラ鹿児島)です。中村選手は名古屋大学大学院を卒業後から市民ランナーとして鹿児島で走り続けている34歳。1万mは28分52秒(2015年)、マラソンは2時間16分34秒(2016年福岡国際)と実業団選手にも劣らない記録を持ちます。平日は多忙のため夜9時過ぎからしか走れない中で重視しているのが「ジョギングのペース」と「たくさんレースに出ること」だといいます。

平日夜は60~90分のジョギングをキロ6分で走ることも

「平日は会社の同好会の練習会がある水曜日以外は、午前7時から午後9時ごろまで仕事をしていることが多いです。練習は練習会(1000m×5本など)を除くと、9時30分ごろにスタートし、60~90分のジョギングが基本です。速いときはキロ4分で走りますが、練習会やレースの前日はキロ6分ほどで走っています。ペースを変化させることで、睡眠時間が6時間弱でも疲労がたまりにくいのかもしれません」

五輪代表にも勝利! 毎週のように出るレースがモチベーション

「夜遅く帰宅するので、疲れて走りに行きたくないと思うこともあります。そんなときに『走りに行こう』とモチベーションとなるのがレースの存在です。レースでは実業団選手と競り合えることが楽しく、多い時には月3回出走します。防府マラソンの前も3週連続レースに出場し、2週間前の甲佐10マイル(16km)ではキロ3分を切る47分35秒で走って26位になりました(ロンドン五輪マラソン代表の中本健太郎選手にも勝利)。実業団の選手からすると嫌な存在だと思います(笑)。今の目標は2月の東京マラソンで自己ベストを出すこと。限られた環境ですが、できれば2時間14分を出したいと思っています」

競技場をスタートする選手たち

競技場をスタートする選手たち

11位だった中村高洋選手

11位だった中村高洋選手

(ランナーズ編集部 行場)


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6,000人のデータで判明!
30km走の実践効果とお勧めの方法は?

今やフルマラソンの定番練習となっている30km走について、アシックススポーツ工学研究所が約6,000人(ランナーズ30Kシリーズ参加者)のデータを分析。その結果「30km走のペース推移はハーフマラソンよりもフルマラソンに近い傾向がある」などが明らかになっています。
30km走がフルマラソンのトレーニングとしてどんな効果があるのか、また効果的な実践方法について考察しました。

人気YouTuberが勧める
ランナーセルフケア"4種の神器"

「ケガせず走り続けるために “4種の神器” で毎日セルフケアしています」と語るのはマラソンYouTuberのこわだ君(27歳)。昨冬、3週連続でフルマラソンに出走し、9月のパリパラリンピックでは和田伸也選手の伴走を務めました。本格的に始まるマラソンシーズンに向けて、こわだ君お勧めの “4種の神器” を紹介します。

「健康の大切さを訴え続けることが東京マラソンの使命」
東京マラソン新レースディレクターインタビュー

今年4月、長年東京マラソンのレースディレクターを務めてきた早野忠昭理事長から引き継いだのが大嶋康弘さんです。棒高跳びが専門だった選手時代や市民ランナーとしての経験も活かし、今後どのような大会を目指すのかをインタビューしました。



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