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【週刊ランナーズ】川内鮮輝さんが福岡国際で2時間18分の自己ベスト 「兄にも驚かれました(笑)」
12月3日に開催された福岡国際マラソンでは注目された大迫傑選手が3位で2時間7分19秒(日本歴代5位)を記録、川内優輝選手は2時間10分53秒で9位でした。
このレースで自己ベストを約4分更新し、2時間18分47秒で29位に入ったのが川内選手の弟の鮮輝さんです。100kmウルトラマラソンの日本代表を目指し、2016年春に仕事を退職、現在は競技に専念している鮮輝さんは、2週間前に神戸マラソン(2時間23分14秒で8位)を走ったばかり。記録更新の理由を聞きました。
100kmに取り組み20kmジョグでは疲労がたまらなくなった
「今回の結果には自分でも驚きました。レース後、兄の優輝に報告すると『え? お前が?』といわれました(笑)。この記録更新には100kmウルトラに取り組んでいる効果が大きいと感じています。10月15日は四万十川100kmに出場して優勝(6時間42分6秒)。その6日後に5000mに出ると14分53秒で走れました。さすがに負荷が大きかったですが、タフになったことを実感しました。11月19日の神戸マラソン後は1000m×3本(2分50秒)や15kmペース走(キロ3分21秒)、5km走(15分28秒)をこなしてきました。他の日は20kmジョグで、練習を軽くしたのは福岡国際マラソン前日のみです。ウルトラを走るようになってから20km程度では疲労がたまらず『走りを整える』という感覚になっているんです。レースでも前半から想定以上のペースながら35km以降も崩れずに走り切れました」
100km世界記録も視野に
「今の一番の目標は2018年のサロマ湖100kmウルトラで上位に入り、日本代表になることです。ただ、今回の結果で今後のビジョンが変わりました。今シーズンはこれから勝田、北九州、東京、古河はなももの4つのマラソンに出場予定なので、2時間15分を目標にしたいと思っています。そこまで記録が伸ばせれば、100kmでも世界記録(6時間13分33秒)が夢ではなくなるのではないかと考えています」
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福岡国際マラソンでラストスパートをかける川内鮮輝さん |
(ランナーズ編集部 行場)
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