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【週刊ランナーズ】65歳の喜多秀喜さんがハーフマラソンで1時間20分! マスターズ日本記録を上回る快走

2017年11月01日

10月28日(土)に開催された東京トライアルハーフマラソン(※)に出場していた喜多秀喜さん(65歳)から「1時間20分45秒で60歳以上の部で1位となれました!」とメールが届きました。現在、月刊ランナーズで「喜多秀喜のわが道を行く」を連載中の喜多さんは「1時間21分を切って東京マラソンの準エリート資格を獲得するのが夏場からの目標だった」といいます。65歳以上のマスターズ日本記録(1時間20分56秒)を上回る快走の秘訣を聞きました。

スピード走は「楽な動き」を重視

今年の東京マラソンでは2時間54分で走りましたが、来年は序盤から速いペースで行くためにより前に並べる準エリート枠で出たいと考えていました。
9月は9日に小金井公園でのフルマラソンを3時間7分で完走、15日にトレラン23km走をするなどしてスタミナを強化。このレース5週前からは1km×7本や4kmペース走、2.5km走×2などのスピード走を週1回行いました。ペースはいずれもハーフの目標ペースであるキロ3分50秒前後で、がむしゃらにペースアップするよりもレースを想定しながら「楽な動き」を心がけました。練習では疲労がたまった状態で走るので、短い距離でもレースペースより極端に速く走る必要はないと考えているからです。有酸素的能力を高めるためにこの間も20km走を週1~3回実施していました。

20kmで貯金を使い果たし、ラストは必死でスパート

レースでは序盤は目標より速いキロ3分46秒前後のペースで楽に走れましたが、徐々にラップが落ちていきました。約14kmの折り返しを過ぎてからは向かい風の中、風よけになるようなランナーもいなく15kmからの5kmは19分28秒。20km通過は1時間16分41秒で貯金がなくなり、ギリギリの状況に。最後はタイムを意識しながら必死でスパートをかけ、目標通りの記録でゴールでき、ホッとしました。2月の東京マラソンに向けてさらに練習を積み、2時間42~43分を目標に走りたいと思います!

ランナーズ2017年12月号


65歳でも力強いフォームの喜多さん

65歳でも力強いフォームの喜多さん

東京トライアルハーフマラソンのスタート前

東京トライアルハーフマラソンのスタート前

※東京マラソン財団オフィシャルイベント。男女総合3位まで(計6人)と年代別男女各1位(計10人)、抽選で選ばれた10人が東京マラソンの出走権を得られる。男子は1時間21分を切っていれば準エリート枠として推薦され、それ以上の場合は一般枠での出走となる。

(ランナーズ編集部 行場)


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6,000人のデータで判明!
30km走の実践効果とお勧めの方法は?

今やフルマラソンの定番練習となっている30km走について、アシックススポーツ工学研究所が約6,000人(ランナーズ30Kシリーズ参加者)のデータを分析。その結果「30km走のペース推移はハーフマラソンよりもフルマラソンに近い傾向がある」などが明らかになっています。
30km走がフルマラソンのトレーニングとしてどんな効果があるのか、また効果的な実践方法について考察しました。

人気YouTuberが勧める
ランナーセルフケア"4種の神器"

「ケガせず走り続けるために “4種の神器” で毎日セルフケアしています」と語るのはマラソンYouTuberのこわだ君(27歳)。昨冬、3週連続でフルマラソンに出走し、9月のパリパラリンピックでは和田伸也選手の伴走を務めました。本格的に始まるマラソンシーズンに向けて、こわだ君お勧めの “4種の神器” を紹介します。

「健康の大切さを訴え続けることが東京マラソンの使命」
東京マラソン新レースディレクターインタビュー

今年4月、長年東京マラソンのレースディレクターを務めてきた早野忠昭理事長から引き継いだのが大嶋康弘さんです。棒高跳びが専門だった選手時代や市民ランナーとしての経験も活かし、今後どのような大会を目指すのかをインタビューしました。



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