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【週刊ランナーズ】フルマラソンに効く「週末ドカ走り」って何だ?
「勝負レースの前は、30km走で終わらせず、必ず40km走を行っています」と話すのは、T.T-アスリートクラブの堤健至さん(フルマラソン2時間34分)。その目的は、フルマラソン30km以降の身体の状態を脳に覚えさせること。
「30km以降は、それまでが嘘のように苦しくなる『別世界』。その状態をレース直前の2カ月間で1度でも体感しておかないと、本番で脳が『これ以上頑張ると身体に危険が及ぶから、ペースを落とそう』という指令を出してしまいます。だから31km以上走ることが大切なのです」
練習で1度にそんなに走れない! という人は、2日間に分けて31km以上走ってもOKです。現在発売中の『ランナーズ』12月号では、これを「ドカ走り」と定義し、フルマラソンを控えたランナーにお勧めの週末トレーニングとしてご紹介しています。この秋に目標達成を狙っている人は、ぜひご一読ください。
ランナーズ12月号
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『ランナーズ』12月号では、Mr.ドカ走りコーチの堤さん 指導のもと、一般ランナーによる「実験隊」が、ドカ走り を試してみました |
フルマラソンレースを使ったドカ走りもおすすめ
「フルマラソンレースを、ドカ走り代わりに使うのももちろんOK。私も勝負レースの福岡国際(12月第1週)の前は、大阪マラソン(昨年まで10月最終週)をドカ走り代わりに使っていました」
と話す堤さん。
やってみたいけど、年内は1大会しかエントリーしていない、というランナーに注目して欲しいのが、富士山マラソン(山梨県/11月26日開催)。11月16日(木)まで、レイトエントリーを受付ています。
10月のフルマラソンで目標達成を逃した人は、そのレースをドカ走りの一環と捉え、11月の富士山マラソンで再度記録にチャレンジできます。
エントリーはこちらから
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富士山と河口湖の雄大な景色が魅力の富士山マラソン。 まだまだエントリー受付中 |
(ランナーズ編集部 栗原)
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