ニュース・記事
ランナーズonline
【週刊ランナーズ】サロマ湖100kmウルトラマラソン 世界歴代2位のタイムで優勝!!
6月25日(日)に開催された、第32回サロマ湖100kmウルトラマラソン。今年は一日中雨風が止まないコンディション(気温は10~14℃前後。出走3236人、完走2311人、完走率71.4%)。現在、札幌国際大学でコーチ兼選手として活動している板垣辰矢さん(29)が、世界歴代2位の6時間14分18秒で優勝した。
「1998年のこの大会で砂田貴裕さんが出した世界記録(6時間13分33秒)まであと45秒届きませんでした。80kmの時点で2分ほど余裕があったのですが、最後の20kmで辛くなりました。最初の10kmのペース(37分27秒)をもう少し上げておけば……。悔しさが残っています」
板垣さんは帝京大学時代に箱根駅伝を2度走り、その後自衛隊体育学校でニューイヤー駅伝に2回出場した。27歳の時、4位以内ならIAU100km世界選手権に出られるというサロマ湖100kmのホームページを見て初めて100kmに挑戦。2015年は6時間40分33秒で3位、2016年は6時間37分5秒で優勝を果たし、2年連続でIAU100km世界選手権に出場した。
![]() |
---|
「結果論ですが最初の10kmをもう少し上げておけば よかったです(板垣)」 |
![]() |
---|
いたがき・たつや 1988年1月4日生、 静岡県三島市出身。 |
世界記録を視野に入れたのは、昨年のIAU100km世界選手権で山内英昭さん(31歳)が6時間18分22秒(当時世界歴代4位)を出して優勝したことがきっかけだ。「自分も世界ランキング6位の成績でしたが、山内さんが同じ静岡出身なので、静岡県で2位……、まずは日本で頂点に立ちたいと思って練習方法を工夫しました」
今年は神奈川マラソンのハーフで9年ぶりの自己ベスト(1時間4分8秒)、千歳国際マラソンで川内優輝が2013年に出した大会記録(2時間18分29秒)を破って大会新(2時間17分19秒)。「来年のサロマ湖でも優勝を狙います!」
(ランナーズ編集部 市村)
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ10月号 8月21日発売!
速く、長く走り続けたいランナーのための
「超若返りトレーニング」
加齢によって走力が落ちたり長い距離が走れなくなってくるのは自然の摂理。とはいえ、工夫によって走力をキープ、あるいは向上させることは不可能ではありません。今号では「最大酸素摂取量」や「筋力」「ミトコンドリア」といった点から、どのようなトレーニングをすれば加齢の影響を抑えられるのか、科学的根拠も踏まえた「超若返りトレーニング」を紹介します。
大会新時代がやってくる!
新企画を打ち出す大会や新しいシリーズがスタートするなど、マラソン界には新しい話題が盛りだくさん。皆さんの大会選びの参考にもなる2026年1〜3月開催大会のトピックスを集めました。進化する大会を走りましょう!
100日間でサブフォー達成!
31日~60日目の目標は「超本気の5kmタイムトライアル」
今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「31~ 60日目の頑張りトレーニング」を解説します。
猪瀬コーチとclub MY☆STAR代表・岩本能史さんがサブフォー達成に適したペース戦略について語り合った「ネガティブスプリットで25kmから『抜きっぱなし天国』」も必読です。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。