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【マイトレーニング】月間最長870kmの走り込みでマラソン2時間14分 富士登山駅伝の強豪チームで走る33歳会社員
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24年東京マラソンを走る鈴木さん |
マイトレーニング
富士登山駅伝の強豪チームで走る33歳会社員
月間最長870㎞の走り込みでマラソン2時間14分
鈴木智さん(東京・33歳)
マラソン2時間30分以内で走る市民ランナーを紹介する連載。今回は八王子富士森走友会のメンバーとして富士登山駅伝に出場し、今年の東京マラソンで2時間14分55秒の自己ベストをマークした鈴木智さん(東京・33歳)です。
文/吉田誠一 写真/軍記ひろし
「週5回のジョグは1回20㎞走る。距離を踏むとレース後半でも身体を動かせる」
八王子富士森走友会のメンバーで富士登山駅伝に出場する鈴木智さん(33歳)は、月間600㎞以上の走り込みで、今年の東京マラソンでは2時間14分55秒の自己ベストをマークした。
現在は一人暮らしで佐藤製薬株式会社に勤務。八王子工場で資材管理業務を担当する。始業は午前8時半、早起きが苦手なので練習は午後7時からこなす。
「基本は1部練習で、普段の月間走行距離は450㎞前後。目標のマラソンの3カ月前から最低でも月600㎞は走るようにしている。ジョグは疲労があっても1回20㎞走ることが目標。疲れていると、キロ5分半近くになることもあるが、距離を踏むことでレース後半になっても身体を動かせる」
秋冬のマラソンシーズン以外は、トラックや駅伝にも積極的に参加する。所属する八王子富士森走友会は、今年で51回を数える富士登山駅伝に皆勤出場する強豪で、鈴木さんは19年に山岳区間の4区、8区で区間賞を獲得している(※)。今年は1区、11区に出走し、チームの6位入賞に貢献した。
「富士登山駅伝には10回出場していて、メンタルと脚が鍛えられている。山岳区間は、急勾配で路面は不整地。毎年チームで試走に行き、御殿場ルートで山頂まで4〜5時間ほどかけて往復する。下りは走った後に大腿部が筋肉痛になることも多く、上りは苦しい中でも淡々と走り続けないといけないので、メンタルが鍛えられる」
5年制の高専学校で走り始める
小中学校でのスポーツ歴はないが、体育の授業などの長距離走は運動部の同級生より速かった。5年制のサレジオ工業高等専門学校(東京)に進むと陸上部に入部。高専時代の5000mの自己ベストは15分41秒で、3年時から3年続けて全国高専大会に出場し、5年時は4位入賞を果たした。
卒業後は佐藤製薬に就職し、「陸上競技を続けるつもりはなかった」が、半年ほどで仕事に慣れ、時間に余裕ができたので地元の八王子富士森走友会に入会。再び走るようになった。
初マラソンは22歳だった15年富士山マラソンで2時間49分29秒で走り切り、「フィニッシュした達成感でうれしくなり、マラソンにはまった」。
2度目のフルは16年板橋Cityで、練習不足で後半に失速。それを糧に練習に打ち込むようになり、同年のちばアクアラインでは2時間36分37秒。24年東京は2時間19分28秒で念願の2時間20分切りを達成した。
「同じレースに出場するフル2時間14分台で走る市民ランナーに勝つことを考えたときに、SNSをみて練習量の違いに気づいた。それまでは月間500㎞が最長だったけれど、今は870㎞が最長。練習量を増やし、自己ベストをここ2年で5分近く更新できた。ポイント練習の設定タイムはほとんど変えていないので、距離を踏むことの大切さを実感している」
マラソンは2時間14分切りを念頭に置き、今シーズンはインターバル走の頻度を増やす。スピードを磨き直し、5000mの自己記録(14分44秒)更新をマラソンにつなげようとしている。
※山頂区の6区以外、1人2回走る。6人で計11区間、タスキをつなぐ
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