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ランナーズonline

JO1豆原一成さんの挑戦をサポート! 宇野けんたろうさんが教える初マラソン攻略法(前編)

2026年8月31日

JO1の豆原一成さん(左)を指導する宇野けんたろうさん

JO1の豆原一成さん(左)を指導する宇野けんたろうさん


世界的なランニングブームが続く中、走る若者が増えてきています。グローバルボーイズグループ「JO1」の豆原一成さん(24歳)も『年漢プロジェクト』と称してグループの公式YouTube企画内でフルマラソン挑戦を発表しました。
豆原さんをサポートするのは吉本興業×コトブキヤ所属の芸人ランナー・宇野けんたろうさん。これまでアーティストやアイドルのランニング指導を数多く手がけてきた宇野さんはランニング初心者のどこを見て、どんなアドバイスをしているのか。豆原さんとのやり取りを軸に、宇野さんが考える『初心者のマラソン攻略法』を聞きました。


――今年2月にJO1側から依頼があったそうですね。

はい、吉本興業のマネージャーから「JO1から指名を受けました!」と言われ、詳しく聞いてみると、JO1の豆原一成さんがYouTubeの企画でフルマラソンに挑戦するから『宇野さんと一緒にやっていきたい』と言っているということでした。いや、本当に豆原君がそう言っていたか分かりませんけど(笑)。ともかくそういう依頼が来て、引き受けることになりました。ただ、JO1の事務所で打ち合わせは何回もしたのに、豆原君とはなかなか会わせてもらえず、JO1の壁を感じましたね(笑)。

――3月に初めて豆原さんに会って、トレーニング指導やアドバイスをしていましたね。まず何を見ましたか?

身体つきです。豆原君はダンスとジムでガッツリ鍛えているので、胸筋などもすごくて。最初は「こんな身体で走れるのかな?」と思いました。僕の経験上、あまり筋肉をつけてしまうと走りに影響するんですよ。僕もウエイトトレーニングを取り入れていた時期があるのですが、そうしたら筋肉がつきすぎて重くなり、走るほうは調子が悪くなってしまったんです。だから最初に「肩周りの筋トレはいらない。重いものを持ち上げるのではなくて、軽いもので回数を多くして。ただし、懸垂は続けてほしい」と伝えました。

もう一つ確認したのが、今どのぐらい走ってるか。ダンスのための体力づくりで週に2~3回、1回5kmぐらいは走っていたそうです。だから完全な初心者ではありませんでした。

――そこからフルマラソンに挑むには何が必要だと考えましたか?

初心者は距離への恐怖心がすごくあるんですよ。豆原君もいつも走るのは5kmぐらいだから、「ここからあと35kmも走れるのかな」と不安を口にしていました。だから僕は「恐怖心を持つのではなくて、楽しむことが一番」と伝えました。苦しさを楽しさに変えることが大事なんです。

――走ることに対して「苦しい」というイメージを持っている人は多いと思います。それを「楽しむ」に変えるためにはどうすればいいですか?

すでに5kmは走れる状態だったので、「歩いて走って歩いて……を繰り返せばいい」とアドバイスしました。キツくなったら1km歩いて回復して、また走り始める。それを繰り返して全部で10kmになることを目標にしました。最初から「10km走ろう」と言うと、「うわ、大変そう」となってしまうので、心理的な抵抗感をなくすことを優先しました。まずは身体を動かし続けることが大事で、そうすると身体とメンタルが慣れてきて、だんだん「あと1km走れるかもしれないな」となるんですよね。できることを少しずつ増やしていくのが大事だと思っています。

――その後は1カ月ほど一人で練習してもらったそうですね。

はい。週3ぐらいは走ってほしいと伝えました。走れる距離が5kmから7km、8kmと徐々に延びていったので、本人も「いけるんじゃないか」という気持ちが生まれてきたみたいです。無理しないように必ず休みを入れてもらって、合間に筋トレもやっていたそうです。

ただ、その間のやり取りが地獄で(笑)。最初はマネージャー経由での連絡だったので、豆原君からの一言の返事が届くまでに時間がかかったこともありました。豆原君の方からも「直接連絡したい」と言ってくれたようで、ようやく3カ月越しで直接連絡を取れるようになりました。好きな人とLINEを交換できたみたいな喜びでした(笑)。

――宇野さんもJO1のライブを見に行ったそうですね。

東京ドームで見たのですが、圧巻のパフォーマンスでした。ライブって3時間ぐらいずっと歌って踊っての繰り返しなんですよ。言ってみればフルマラソンじゃないですか。だからスタミナもある程度あるのかなと感じました。本人も「ダンスとマラソンは通じるものがある」と言っていました。マラソンの練習を始めてから脚が疲れにくくなったそうです。

――4月にはYouTubeの撮影で豆原さんと一緒に12kmを走りました。

一人でも10km走れるようになっていたので、それよりも長い12kmにしました。豆原君はダンスで体幹を鍛えているので、姿勢の良さ、フォームの良さは最初に走りを見た時から感じましたね。ただ、距離が長くなると不安な気持ちが大きくなる様子だったので、「楽しむのが大事だよ」と走りながら声をかけました。初めて12kmを完走したら達成感を味わえたようで、それから走ることがさらに楽しくなったみたいです。

――12kmの次のステップとして「ハーフマラソンを走ろう」と提案しました。

ハーフを1回走るとフルマラソンのイメージができるんです。ハーフは豆原君にとって未知の領域でしたが、12kmは走れたわけですし、挑戦する価値は高いと考えました。

それに、大会の雰囲気を味わうことも大切です。「あ、こんな雰囲気なんだ」と分かっていれば心構えができます。初心者の方も最初は5kmや10kmなど何かしらの大会に出て、次にハーフを走ってからフルに挑戦するのが良いと思います。

(後編に続く)

うの・けんたろう
吉本興業×コトブキヤ所属の芸人ランナー。2014年にTBS「オールスター感謝祭」赤坂五丁目ミニマラソンで優勝。フルマラソンのベストは2時間33分30秒。高校時代は駅伝で全国大会出場。1982年生まれ。東京都出身。

まめはら・いっせい
2019年、『PRODUCE 101 JAPAN』で101人の中から視聴者投票によって選ばれ、9人組グループJO1のメンバーに。水泳、軟式野球などを経験し、中学時代は相撲部で県大会団体優勝。2002年生まれ。岡山県出身。


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