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市民ランナー1000m最速は50歳の看護師! 通勤&帰宅ランで月550km、フル2時間44分
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各地区予選を勝ち抜いた市民ランナーが年代別の1000mで競い合った |
プロ中長距離チーム「TWOLAPS」が主催する中距離ランナーNo.1決定戦「MDC FINAL」が10月19日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開かれ、地区予選である「MDC ADVANCE」「MDCチャレンジャーズ」を勝ち抜いた市民ランナーが年代別で1000mの日本一を争う「The Fastest 1k」も開催されました。
今年は年代区分が変更となり、最年長カテゴリーは男子が56歳以上、女子は46歳以上。女子46歳以上の部を制したのは鴈原淳子さん(50歳)で、タイムは3分9秒18でした。
鴈原さんはフルマラソンでも2時間42分52秒(2023年金沢)の自己ベストを持ちます。昨年度の全日本マラソンランキングは2時間44分46秒で50歳の2位。どんなトレーニングをしているのか聞きました。
「夜勤のある仕事(看護師)で勤務時間が不規則なので、夜勤でない日には職場までの通勤ラン8kmと帰宅ラン12kmをしています。時間がある日は帰宅ランで低酸素ジムに立ち寄り、一日30km走る場合もあります。毎週木曜日は『葛西ランナーズ』の練習会でトラックを走り、よくやるのは1000m×6本。低酸素ジムでも同じように4分×6本のインターバルをしたり、ジョグで最後の4分だけペースアップしたりもします。ただし、練習はその日の都合に合わせて行うため、月間走行距離も350~550kmと幅があります。マラソンがメインですが、トラックも好きなので、マラソンがない時期は練習も兼ねてトラックレースにも参加しています。これまでNAHAマラソンとさいたまマラソンでは優勝したことがありますが、トラックでの今回が優勝は初めて。勝てると思っていなかったのでとてもうれしいです。次の目標は来年3月の東京マラソンで2時間45分切り。できれば自己ベストも更新したいです」
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MDC1000mの女子46歳以上の部で優勝した鴈原淳子さん |
年代別1000m優勝者
| 男子 | ||
| 12歳以下 | 泉谷伊吹 | 2分51秒49 |
| 19-35歳 | 四方悠瑚 | 2分24秒89 |
| 36-45歳 | 堀 貴博 | 2分36秒04 |
| 46-55歳 | 兼中孔士 | 2分40秒39 |
| 56歳以上 | 後口洋史 | 2分53秒38 |
| 女子 | ||
| 12歳以下 | 鈴木風香 | 2分58秒86 |
| 19-35歳 | 田中希歩 | 2分51秒47 |
| 36-45歳 | 飯野摩耶 | 3分0秒09 |
| 46歳以上 | 鴈原淳子 | 3分9秒18 |
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