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今アジアの大会が熱い! 週末だけでも参加できるマラソン旅はいかが?
スタートは朝4時30分! 都市の夜景の中を走るシンガポールマラソン |
アジアでは今マラソン大会の数がぐんぐん増加しています。「エイドで焼きたてのピザが食べられる」「走るとマイルがたまる」「開通前の高速道路を走る」など、サービスや企画、コースが独創的で国内の大会とは一味違った体験を味わえます。そこで発売中のランナーズ9月号では「アジアを走ろう」を特集。誌面では各国の独創的な大会を紹介していますが、実際に「走ってみたい」と興味を持った方に向けて、これまでASEAN(東南アジア)の大会計26レースを完走した横澤和哉さん(41歳)がアジアマラソン旅を満喫する方法を語ってくれました。
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日本の大会は早ければ半年前に申込を締め切ることもありますが、ASEANでは直前まで申し込める大会が数多くあり、また早朝開催のASEANの大会であれば、日曜中に日本に戻れる週末弾丸参加が可能であることに気づいて以来、ASEAN10カ国(フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、インドネシア)の大会に参加し続けています。
そんな私の経験を踏まえ、多忙なランナーでもできる週末1泊2日(+1日)で参加するプランをシンガポールマラソンを例にご紹介します。
シンガポールマラソンは、東南アジアで唯一WAゴールドラベルを取得している、東南アジア最大級の大会。マリーナベイサンズ、マーライオンなど、シンガポールといったらココ!という名所や緑豊かな海沿いをめぐるコースを堪能しようと2024年は全種目で計5万5000人のランナーが集まりました。夜明け前にスタートするレースは、日の出とともに、近代的な街並みを体感できるコース。制限時間が7時間30分(フルマラソン)、4時間(ハーフマラソン)と長く、コースも平坦なため、海外マラソン初挑戦のランナーにもお勧めの大会です。ただし、日の出後の暑さは覚悟しましょう。
フルマラソンに参加する場合、こんなスケジュールであれば週末だけで参加することが可能です。
金曜日:深夜(土曜早朝) 日本からシンガポールへ移動
土曜日:移動+アスリートビブス受け取り
日曜日:レース出走+観光+移動
私の場合、ゴール後に空港に直行し、フィニッシュ3時間後のフライトにも間に合いました。
●2025年シンガポールマラソン開催日程
12月6日(土) ハーフ(4:30am)・5km(6:30am)
12月7日(日) フル(4:30am)・10km(6:30am)
エントリー:受付中 ~ 11月30日(日)
※ただし定員に達した場合これより早く締め切られる場合あり
シンガポールのおすすめ観光スポットは、異文化体験を楽しめるチャイナタウン、リトルインディア、アラブストリート。家族や仲間と一緒ならユニバーサル・スタジオ・シンガポール。また、土曜の夜にナイトサファリを満喫し、そのまま早朝のレースに突入するというプランもありかもしれません!? 時間に余裕があれば、国境を越えマレーシアのJohor Bahruまでの日帰り観光を楽しむことも可能です。
マラソン旅では現地のソウルフードもぜひ楽しみたいところです。シンガポールで有名な料理はチキンライス。またぜひトライしてみてほしいのがラクサ。ココナッツミルクベースのスープにスパイスが効いたちょっぴり辛いお味が特徴の麺料理です。
シンガポールの名物料理チキンライス |
主催者が語る「日本人参加者が増加中!」
シンガポールマラソンは日本からのエントリーが着実に増えており、最近のデータでは前年同期比で46%の増加を記録しています。
ランナーの安全と健康面へのサポートも重視しており、エイドでの十分な水分提供、冷却、医療支援のほかコース全体に訓練を受けたスタッフを配置しています。
シンガポールは景観の良い公園や水辺のトレイルが整備されており、大会以外でのランニング環境も充実しています。競技志向の方もファンランナーの方も、アジアで最も象徴的なマラソンに参加してみませんか?
(シンガポールマラソン主催者The IRONMAN Groupゼネラルマレージャー サントス・クマール氏)
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ランナーズ9月号 7月22日発売!
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8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
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60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
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「苦しみの先にある栄光」
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40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
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