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【マイトレーニング】米1袋分の重量を背負って走る「重りラン」でフルマラソン2時間19分台のITエンジニア
3月の東京マラソンを2時間19分56秒で走った生井さん(写真/軍記ひろし) |
フルマラソン2時間30分切りの市民ランナーを紹介する人気連載「マイトレーニング」。今回は、今年3月の東京マラソンで2時間19分56秒の自己ベストをマークしたITエンジニアの生井将人さん(38歳)を紹介します。速さの秘訣は米1袋分に相当する5~6kgのウエイトベストを使った「重りラン」にありました。
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生井さんは会社の上司に誘われたのがキッカケで、27歳の時に走り始めました。学生時代に陸上競技経験はなく、2014年のつくばマラソンが初マラソンで3時間39分10秒で完走しました。その後もサブスリーを目指して練習を続けますが、ある時ランニング仲間から「サブスリーは簡単じゃないよ」という一言で火が付き、さらに練習に熱が入ったといいます。2016年の大阪マラソンでサブスリー、翌年には2時間45分10秒(古河はなもも)を達成。その後も記録を伸ばし続け、今年3月の東京マラソンで初の2時間20分切りを達成する2時間19分56秒をマークしました。
仕事はIT企業のエンジニア。9時から18時の勤務をこなしつつ、毎日2部練を欠かさず継続しているといいます。月間走行距離は平均800km程度。ポイント練習は週2回で、それ以外に週1回程度「重りラン」を行っています。5〜6kgのウエイトベストを背負い、通常と同じジョグをこなします。
「重りを背負うと体幹の筋肉を自然に使うランニングフォームになります。この取り組みのおかげで効率的な走りが身につきました」と生井さんは語ります。調子の確認や状態が悪い時のフォーム修正にも役立つといいます。
2023年3月〜8月に重りランを集中的に取り入れたところ、10月の水戸黄門漫遊マラソンで2時間21分56秒の自己ベストを記録。その後もトレーニングを継続し、2025年の東京マラソンで2時間19分台の自己ベストをマークしました。
「38歳になりましたが、身体は年々強化されていると思います。歳を重ねても進化し続けたいです」
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生井さんのより詳しい練習メニューは、現在発売中のランナーズ8月号で紹介しています。
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