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東京マラソン日本人トップ選手の新シューズの慣らし方「ポイント練習はアップから厚底シューズ」
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笑顔でインタビューに応じる市山翼選手 |
プーマジャパンは6月4日、レーシングシューズ「FAST-R NITRO™ ELITE 3」発売の発表会・トークセッションを都内で開催しました。トークセッションでは、今年3月の東京マラソンで2時間6分0秒を記録して日本人トップの市山翼選手(サンベルクス)が登壇。トレーニングシーンでのシューズのはき分けや、レースに向けてのシューズの慣らし方についてインタビューしました。
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プーマ契約アスリートの市山選手は日々のトレーニングで、用途に応じてシューズをはき分けています。ジョグには「ベロシティ ニトロ」などカーボンプレートの入っていないモデルを使い、ロングランでは適度な反発とクッション性に優れた「ディベイトニトロ3」を選択するといいます。
「ジョグのときにカーボンプレートが入ったシューズをはくと、自然とスピードが出てしまい無理に走らされている気持ちになります。そのためジョグの時はクセのないシューズをはいて自然体で走っています。30kmなどのロングランではキロ3分30秒を基本と考えていますが、トップレーシングモデルははきません。楽にこなせすぎてしまうのと、ペースが早くなりすぎてしまうので、反発とクッションが適度にあるモデルを選んでいます」
現在は、日本記録更新を狙う9月のベルリンマラソンに向けてのトレーニングで、新作の「FAST-R NITRO™ ELITE 3」をはき慣らしているといいます。
「いまは1カ月半ほどインターバルなどのスピード練習で、新作シューズをはいて身体に馴染ませています。レース前にはき慣らす期間は決めていませんが、シューズに足を入れた時に違和感がなくなるまではき続けます。例えば、ポイント練習前のアップからレーシングモデルをはいて、アップから筋肉に刺激を入れるようにしています。モデルによってソールの厚みやプレートの角度も異なるので、メイン練習の前に走りをシューズに馴染ませるようにします。今後は実戦に近い強度の高い練習や、ハーフマラソンなどのレースで9月の本番に向けてシューズを試していく予定です。」
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