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【ランナーズ6月号】何歳になっても速くなれる!?「ピッチ増」練習法とは?
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編集部2年目の近藤が、特集を担当した編集部員たちに読みどころを「取材」します。今回は6月号特集「ランナーよ、ピッチを上げろ!」を担当した行場編集長に聞きました。
近藤七海
月刊ランナーズ編集部員。400mの自己ベストは55秒台で、学生時代は全日本インカレ出場し、修士論文のテーマは低酸素トレーニング。2024年12月のみえ松阪マラソンで初マラソンを完走(4時間16分21秒)。6月号では「ランナーの集う店」「モシコムイベンターは未来の人気職業!?」などを担当。
行場竹彦
月刊ランナーズ編集長。月間走行距離は約600km。3月23日の無錫マラソンでは2時間21分50秒のシーズンベスト。2025年は40歳で2時間20分切り復帰を狙っている。週10回以上ジムのトレッドミルでトレーニングする。
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◎特集 練習を変えずにフルが5分速くなる(?)「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
本特集ではランニングのスピードを決める「ピッチ」×「ストライド」のうち、ピッチに注目。1分間のピッチ数を5歩増やすとフルマラソンのタイムがどれだけ速くなるのかというシミュレーションや、実際にピッチを増やすための方法、読者が試した体験談、マラソンランキング5年連続1位の「ピッチ走法伝道師」ストーリーなどを紹介。読んだら試したくなる(?)内容となっています。
近藤 今回の特集はどのように決まりましたか。
行場 5年連続でマラソンランキング1位を獲得している大竹基之さん(57歳)の著書を読んだことがあり、その考え方が面白く、多くの市民ランナーに適していると感じました。そして、1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手が1分間に220以上の高速ピッチだったこともあり「ピッチ走法」に注目が集まっているこのタイミングで特集にしました。
近藤 どうして多くの市民ランナーに適していると感じたのですか?
行場 中高年の市民ランナーはスピード走の頻度を増やしすぎると故障しやすくなったり、元からスピード走が苦手な人も多いです。しかし、ピッチを増やすことはジョギング時でもできます。苦しい思いをしなくてもジョギングの工夫で速くなれるのは、多くの市民ランナーにとって魅力的ですよね。実際、大竹さんはピッチを200から205に増やしてフルマラソンのタイムを5分縮めています。
近藤 でも、そんな簡単にピッチを増やせるのですか?
行場 誌面では具体的な方法も紹介しています。その方法を読者に行ってもらったところ、14人中13人がピッチ増に成功しました。「スムーズに走れた」という人から、「かなりキツかった」という人まで感想はそれぞれですが、「いい練習になった」という人が多かったですね。私も試したら、結構キツかったです。
近藤 そうなんですね。どのように増やせばいいのでしょうか?
行場 まず今の自分のピッチ数を把握して、そこから5程度増やすのがお勧めです。いきなりレースで試すのではなく、ジョギング時のピッチを増やします。それを継続的に行うことで、レースでは無意識的に以前より速いピッチで走れるようになってきます。具体的な方法はぜひ誌面を見てください(笑)。
近藤 最後に読者の方に伝えたいメッセージをお願いします。
行場 ピッチを増やすことは、どの年齢でも可能なことだと思います。伸び悩んでいる方でも誌面で紹介した方法を試すことで自分の可能性を広げてほしいです。
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ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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