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ランナーズonline

マラソン日本記録保持者が学んだ「挫折の乗り越え方」

2025年1月31日

神奈川大学の大後栄治総監督と鈴木健吾選手、杉山崇教授(左から、写真/軍記ひろし)

神奈川大学の大後栄治総監督と鈴木健吾選手、杉山崇教授(左から、写真/軍記ひろし)


男子マラソンで2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾選手(富士通)が1月28日、母校・神奈川大学(横浜市)で開催されたトークイベント「BACK TO SCHOOL」に陸上競技部の大後栄治総監督、心理学者の杉山崇教授とともに登場し、自身のトレーニングについて語りました。

「1日2回、朝と夕方または午前中にトレーニングをしています。距離は1日で60~70km走る時もありますし、平均で30~40kmです。基本的に1年中走っていますが、3日も休んでしまうと良い状態に戻すのに時間がかかってしまうので、体調を崩したりしないように食事や睡眠に気をつけて、トレーニングもやりすぎないように心がけています」(鈴木選手)

鈴木選手は2022年にオレゴン世界選手権の代表に選ばれながら、大会直前に新型コロナウイルスに感染して欠場。「それ以来、軌道に乗れていないところがある」とのことで、挫折した時の対処法について杉山教授に質問しました。杉山教授は「メンタルが弱っている状態を私たちは『心の痛み』と呼んでいますが、そういう時はヒトの脳(=理性)を働かせて『じゃあ、何ができるか』というマインドセットにするのが一番です」と回答し、鈴木選手は「結果が出なかった時でも『次に向かって何ができるか』を考えたほうがいいんですね」と納得した様子でした。

また、神奈川大陸上部出身でYouTuberの「こわだ君」こと古和田響さんが取材者として参加し、「学生時代、大後監督に指導を受けて心に残っていること」を鈴木選手に質問しました。鈴木選手は「コンスタントに結果を残してきたと思いますが、良い結果の時でもその先のことや、ダメだったところを指摘していただき、ほとんど褒められることはなかった」と振り返り、大後総監督は「健吾は箱根駅伝で終わる選手ではないと思っていたので、世界を意識してほしかった。褒めたくてもあえて褒めないようにしていました」と明かしました。

これには古和田さんも「僕も在学中は監督からほとんど褒められたことがなかったのを思い出しました」と共感。イベントでは大後総監督と杉山教授の基調講演もあり、「学生時代に大後監督の授業(ロールモデル論)を受けていたので、大学生に戻った気分でした」と話していました。

YouTuber「こわだ君」こと古和田響さんが取材者として参加

YouTuber「こわだ君」こと古和田響さんが取材者として参加



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