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ロンドン五輪代表・藤原新コーチが解説 故障しないための「4つの段階」とは?

2025年1月14日


ランナーズが提供するオンラインコーチングサービス「ランナーズ+inチーム」が1月から新たにオンライン相談会をスタートさせ、1月9日には元マラソンランナーの藤原新さんが会員からの質問に答えました。

年末に走りすぎて故障してしまったという相談に対し、藤原さんは具体的なアドバイスとともに「故障予防のために効果的な4つの段階」について解説しました。その内容を紹介します。


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1)練習は段階的に増やしていく

マラソンに向けてロング走をやるとしても、いきなり40kmなどを走るのではなく、最初は20km、それができたら22km、次は24km……と徐々に増やしていくことが大切です。そうやって3~4週増やしたら、一度量を減らして身体を休ませてからまた増やしていきましょう。


2)睡眠と栄養をとる

当たり前のことで申し訳ありませんが、やはり睡眠と栄養をとらないと身体は回復できません。身体を絞ろうと思って食事を減らすと、エネルギーが足りなくなって脂肪だけでなく筋肉も分解されてしまう場合があります。そうすると故障のリスクが高くなるので注意してください。特に炭水化物をカットするのはあまり良くありません。


3)休養を入れる

ハードな練習を詰め込みすぎず、間隔を空けるようにすることで故障のリスクを下げられます。また、疲れている時はジョグを30~40分で終わらせるなど、無理に距離を延ばそうとせずにメリハリをつけるのがいいと思います。


4)ストレッチ、マッサージなどでケアをする

マッサージを受けると筋肉は緩みますし、副交感神経優位にもなるので、身体を回復モードに入れるには非常に有効です。
ただ、受けた時点で完全に回復しているわけではありません。マッサージを受けると気持ちがいいですし、疲れが取れたような気分になりますが、そこで無理すると故障につながりやすくなります。やはり、栄養・休養とセットで考えることが重要です。


まとめ

一番大事なのは練習を段階的に増やしていくことです。優先度としては1→2→3→4の順番なので、ケアをして休まないとか、寝ないというのは効果が低く、睡眠や栄養を重視するほうが圧倒的に効果があります。マッサージなどのケアは万能ではないので、疲労やケガからの回復を考える時は優先順位を意識してみてください。


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「ランナーズ+inチーム」は、ランナーズ+メンバーズ会員限定のサービスです。目標別の練習メニューが提供されるほか、無料でオンライン相談会に参加できます。相談会は各コーチが月1回担当するため、ほぼ毎週開催。inチーム会員であれば誰でも参加可能です。
費用は1チームあたり6カ月1,000円。コーチの指導を受けてみたい、ランニングについて相談したいという方はぜひご入会ください。


1月のオンライン相談会スケジュール

1月9日(木)
19:00~20:00
藤原新コーチ
(サブスリーの会)※終了
1月17日(金)
19:00~20:00
弓削田眞理子コーチ
(サブ3.5+αの会)
1月23日(木)
19:00~20:00
岩本能史コーチ
(サブフォーの会)
1月27日(月)
19:00~20:00
森川優コーチ
(サブ4.5~歩かず完走の会)




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解決します!
「どうしても、サブフォーができない」

2023年度の全日本マラソンランキングでは、サブフォーランナーは全完走者のうち27.4%にあたる8万6815人。ジョギングだけで達成してしまう人がいる一方、ロング走やスピード練習をして走り込んでいるのに、届かないランナーもいます。そんな「努力しているのにサブフォーができないランナー」がどうすれば4時間を切ることができるのかを、専門家やコーチの協力のもと解決します。

特別寄稿
マラソンの「30kmの壁」の正体 「エネルギー枯渇説」よりも「脳がかけるブレーキ説」

フルマラソンを走るランナーであればほとんど誰もが聞いたことのある言葉であろう『30kmの壁』について、内科医でサブスリーランナーの北原拓也先生がYahoo!ニュースでそのメカニズムをまとめた記事を発表し、大きな反響がありました。それを受け、本誌では北原先生にさらに詳しく加筆をしていただいた記事を掲載します。

走って輝く人生100年時代
91歳の現役ランナーが語る「マラソンは究極の人生の目的」

2023年度全日本マラソンランキングの最高齢ランナーである北畑耕一さん(91歳)は伊藤忠商事を経て外資系日本法人の代表を歴任、退職後に74歳で走り始め、これまでにフルマラソンを32回完走。2024年は国内外で3つのフルマラソンを完走しました。
90歳を過ぎてもフルマラソンを走り続ける活力の源を探りに、編集部が北畑さんのある一日に密着しました。



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