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女子マラソン2時間9分台突入 宗茂さんが見た新時代
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世界で初めて女子で2時間10分を切ったルース・チェプンゲティッチ選手(写真/小野口健太) |
10月13日のシカゴマラソンで、ケニアのルース・チェプンゲティッチ選手(30歳)が2時間9分56秒の世界新記録を樹立し、女子初の『サブテン』(2時間10分切り)を達成しました。そこで、1978年2月の別府大分マラソンで2時間9分5秒6(当時世界歴代2位)をマークし、日本で初めて2時間10分を切った宗茂さん(71歳、当時25歳)に、「女子のサブテン」について語っていただきました。
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女子がオレの記録を出す時代なんだ……そんな感じですね。チェプンゲティッチのそれまでのベストは2時間14分18秒で、それを約4分30秒上回った。私が初めて2時間10分を切った時も、自己ベスト2時間14分59秒を一気に5分縮めたんです。あの時は弟(宗猛)の2時間12分台の記録を破るのが目標でした。
前年12月の福岡国際マラソンに故障明けで出たら全然動かなくて、そのレース中に別大に出ることを決めました。それからはがむしゃらに練習して、たまたま最高の状態でスタートラインに立てたのです。
当時は電光掲示がなく、各5km地点の50m先で係員が黒板に記録を書いて見せてくれたのですが、最初の5kmは15分20秒くらいと思ったら14分55秒でした。マラソンでは頭で追いつかないほど突っ走る、ハマるということがある。リラックスして余分な力が入っていないんです。初マラソンが良くて2回目以降ダメという選手がいますが、その裏返しですよ。彼女もそういう走りだったかもしれません。
私の場合、40kmまで世界記録ペースで、そこから1分遅れました。途中までは自分が世界で最初に時速20km(キロ3分ペース)の壁を超えられるかと思いました。ただ、当時は調子が良ければ給水は取るなと言われ、あの時も1度も給水しなかったので、最後はスタミナ切れですよ。もうちょっとうまい具合にいけばよかったのですが……。その点、彼女は後半もあまり落ちていませんね。私自身は肉体的には25歳、メンタルを含めて30歳がピークだったと思いますが、彼女はまさに30歳です。
(監督を務めた)旭化成で女子の選手を見ていて感じたのは、男子がマラソンのスタート地点に立つまでに20歳から始めて5年かかる一方で、女子は20歳から半年で42.195kmを走れます。男女でそれだけスタミナに違いがありますね。男子は5年の間に故障してしまうこともありますから、女子のほうがマラソンの可能性は大きいと言えるかもしれません。
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現在発売中のランナーズ2025年1月号では、サブテンを達成するための条件や必要なトレーニング、厚底シューズについての考えなどを宗茂さんが詳しく語っています。ぜひご覧ください。
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日本人で初めて2時間10分を切った宗茂さん |
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