本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

トイレ、脚つり、腹痛 フルマラソンの「3大困った」を解決します

2024年11月21日

イラスト/田川博之

イラスト/田川博之


全国各地で続々とフルマラソンが開催されています。出走した皆さんは、トラブルなく終えられましたか? どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、レースではなぜかトラブルが起こってしまうもの。11月22日発売のランナーズ1月号では、多くのランナーが経験する「頻繁にトイレに行きたくなる」「脚つり・痙攣」「腹部の痛み」の「3大困った」について、コーチや専門家が解決策を語っています。
「頻繁にトイレに行きたくなる(尿意)」問題では、たくプロこと原田拓コーチが持論を展開。「本物ではない尿意は我慢できる」といいます。

*****


〝トイレアンテナ〟の感度が高くなっていませんか?

この問題の論点は二つあると思います。一つはトイレに対するアンテナの問題。尿意を催すのは、「トイレアンテナ」の感度が高くなっているからです。トイレのことばかり考えて頭の中が尿意に占領された状態です。行きたいときに行けない、そう思うと、そのストレスが偽物の尿意を育てるのです。尿がたまっていないのにアンテナが立っているからトイレに行きたくなる。その尿意は本物ではないので我慢できます。


体内の水分の出入りを正しく理解していますか?

もう一つは身体に蓄えられている水分量を把握しているかという問題。レース前は水分をたくさん取っておかなくては、と考える人が多いと思います。でも大会直前は多くのランナーは練習量を落とすので、発汗量が減ります。実は体内の水分は思っている以上に蓄えられており、余っている可能性もあります。余った分は尿になります。

食事だけでもけっこう水分を取れているというのも、意外に見落としがちです。たとえばレース当日の朝、おにぎり3個、味噌汁、バナナ、エネルギーゼリーをとったとすると、これで約600mlの水分を摂取できているのです。1時間のジョギングによる発汗量は、気温10℃の冬場は500~750mlです(条件によって異なる)。前述のようにレースが近づくとこれより減ります。

とすると、脱水にならないようスタート前にとった水分は余分かもしれません。夏場は別ですが、冬のマラソンは足りない分は給水所で補えばいい、と考えてみましょう。


「尿意の問題は算数で解決できる」

こういった全体感を理解し、水分の出入りを数字で把握したうえで冷静に考えるのです。私の持論は「尿意の問題は算数で解決できる」です。計算上、余分にとっていないはずなのに尿意が出たら「変だぞ、これは本物の尿意ではないな」と、いま感じている尿意が本物か偽物かが分かり、すぐトイレに行くべきか否かを正しく判断できるのです。

*****



1月号誌面では、筑波大学大学院出身の研究者・トレーナーの髙山史徳さんが「脚つり・痙攣」について、サブスリー内科医の北原拓也さんが「痛む部位別の腹痛対処法」を指南しています。「困った」を抱えているランナーの皆さん、ぜひ参考にしてみてください。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ6月号 4月22日発売!


練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!

【特別インタビュー2本立て】

早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ