ニュース・記事
ランナーズonline
「厚さ60mm超(?)で超反発!」 ミズノ新作シューズがルール上OKな理由は……
|
WAVE REBELLION PRO 3(左)とWAVE REBELLION PRO LOW |
11月19日、ミズノは新作のレーシングシューズ「WAVE REBELLION PRO 3」を発表しました。踵が反り上がる形状が特徴の「WAVE REBELLION」シリーズ3作目。ソール中足部の最も厚いポイントは60mm以上となっており、シリーズの中で最も厚いそうです。シューズ企画担当の須藤眞吾さんは「ミッドソールにはクッション、反発ともにアップした新素材MIZUNO ENERZY XPを採用しました。素材と厚さによって、シリーズで最も反発があるシューズとなっています」と話します。
ところで、世界陸連が規定しているシューズの厚さは40mm以下となっています。ではなぜ、WAVE REBELLION PRO 3は世界陸連の認可を受けながら60mm以上の厚さが実現できるのでしょうか? その答えは踵が反り上がり、走行時のふくらはぎの負担を減らすというソールの構造(SMOOTH SPEED ASSIST)にあります。
世界陸連ではシューズの厚みを測るポイントを前足部と踵の2カ所でそれぞれ具体的に定めています。独自の形状により、計測ポイントが最も厚い場所ではなく反り上がった(薄くなっている)踵にあたるため、ルールに適合しているのです。実際、発表されたスペックでは、かかとの厚さは39.5mmとなっています。
須藤さんは「やみくもに厚くするのはなく、走りやすさと反発のバランスが取れたのがこの厚さでした」。編集部の行場がシューズを着用してみたところ、確かに強烈な反発は感じつつも、前作よりもレスポンスが速く、走りやすさも向上しているように感じました。
なお、リベリオンプロ3と同時に、かかとの反り上がりがなだらかでより安定感のある「WAVE REBELLION PRO LOW」も発表。いずれも発売日は11月29日。価格は2万9700円(税込)です。
|
WAVE REBELLION PRO 3は踵の反り上がりが特徴的 |
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



