本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ニュース・記事

ランナーズonline

記録を出すためのシューズ活用術!久保凜選手ら 800mレベルアップの背景を元日本記録保持者が分析

2024年7月18日

Onの新作発表会に登場した男子800m前日本記録保持者の横田真人さん

Onの新作発表会に登場した男子800m前日本記録保持者の横田真人さん


スポーツブランド「On(オン)」の新作発表会が7月16日に都内で開かれ、Onのアスリートストラテジーアドバイザーであり男子800m前日本記録保持者の横田真人さんが、シューズの感想や使い方などについて解説しました。

今回発表されたのは「Prism Capsule(プリズムカプセル)」と名づけられたシリーズで、レース用の厚底モデル「Cloudboom Strike(クラウドブームストライク)」とトラック用スパイク「Cloudspike Citius」と「Cloudspike Amplius」、トレーニング用モデル「Cloudmonster Hyper」の4種類。Cloudboom Strikeはミッドソールだけでなくインソール(中敷き)も分厚くなっており、この2つが合わさることで推進力が発揮されます。

横田さんは「スパイクは品切れだったのではいていない」と前置きしつつ、Cloudboom Strikeについて「バイーンと跳ねて楽にスピードが出せる。(400m60秒など)中距離のスピードになると少し反発が遅れるかもしれませんが、僕がマラソンを走る時と同じキロ4分から3分40秒ぐらいのペースでは足を置くだけで勝手に進みます」と話しました。

レース用モデルを練習から使うべきかという質問に対しては「僕は練習からたくさん使ったほうがいいと思います」と回答。さらに、7月15日に高校2年生にして女子800mで日本人初の1分台となる1分59秒93の日本新記録を出した“久保建英のいとこ”こと久保凛選手(東大阪大敬愛高)の速さの要因についても分析しました。

「タイムを出したいのであれば、自分に合うシューズを見つけて、どれだけはきこなせるかがトップ選手でも大事になってきます。たとえば800mの男子は今季になって世界的に好タイムが出ていますが、これは厚底化したスパイクを選手が使いこなせるようになってきた影響があると思います。スパイクが進化してもしばらく記録が伸びてこなかったのは、それだけ使いこなすのに時間がかかる種目だったように感じます。日本も女子の1分台(=日本新記録)が出ましたが、今の高校生などの若い選手は、走り始めた時から厚底シューズがあったので、僕らのように薄底から厚底へ走りを切り替えるという場面がなかったはず。速く走るにはシューズにどれだけ慣れているかが大事なので、そういう意味でも普段の練習から(厚底シューズを)なるべくたくさんはいたほうがいいのではないかと思います」

また、厚底シューズの使用頻度を上げる際の注意点として「ケガのリスクもあるので、それに備えて筋力を補う必要もある」と補足していました。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!


さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法

フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!

短期連載 100日間でサブフォー達成最終回

最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。

東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!

東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ