本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

プロコーチ横田真人さんが推奨する「初心者にお勧めのスピード走」

2024年5月30日

横田真人コーチは「200mの流し」を推奨

横田真人コーチは「200mの流し」を推奨


市民ランナーが対象の中距離トラックレース「MDC(ミドルディスタンスサーキット)チャレンジャーズ」(月刊ランナーズ主催または共催)が6月22日から各地で開催されます。6月22日の東京・舎人大会では1000mと3000mが行われ、メインは1000m。秋冬にフルマラソンを走るランナーであっても「全力で1000mを走る」ことは非常に効果的です。

また、MDCチャレンジャーズに向けてスピード走を行うこともフルマラソンを速く走ることにつながります。そこで、MDCを主催するプロ中長距離チーム「TWOLAPS(ツーラップス)」代表で、マラソンランナーの新谷仁美選手らを指導する横田真人コーチ(800m前日本記録保持者)に「初心者にお勧めのスピード走」を教えていただきました。


**********


普段ジョギングをされている方であれば、ジョギングの後に100mから200mの流し(全力の7~8割程度のダッシュ)から始めてみてはいかがでしょうか。全力で走る必要はありません。ジョギングより速いスピードで走ることが大切で、これをやるかやらないかではトレーニングの効果が全然違ってきます。走る場所も公園や交通量の少ない安全な道路などで十分です。

特に私がお勧めするのは200mです。1本ごとに1分程度の休憩を入れて繰り返し、最初は2本ぐらいから始めてみてください。まずは無理のない範囲で行い、4本、6本とだんだん増やしていき、10本まで増やせれば理想的です。

大事なのは「7~8割で走る感覚」を覚えることです。それができると楽にスピードが出せるようになり、MDCチャレンジャーズで行われる1000mも速くなるはずです。

そうしているうちにもっとスピードを出したくなったらトラックを走ってみましょう! トラック練習でも私は200mが基本だと考えており、最初は200mを7~8割で走ったら200mウォークでスタート地点に戻り、また200mを走る、というトレーニングが手軽で効果も高いのでお勧めです。

スピード走を行うと、ゆっくり走る時とは違って体内で乳酸が産生され、それがエネルギーとして再利用されます。それを繰り返すことでより速いスピードが出せるようになり、フルマラソンのタイム短縮にもつながっていきます。ぜひ挑戦してみてください。
(合同会社TWOLAPS CEO 横田真人)


**********




TWOLAPS代表の横田コーチは800mで2012年ロンドンオリンピックに出場。現在は新谷仁美選手らを指導している

TWOLAPS代表の横田コーチは800mで2012年ロンドンオリンピックに出場。現在は新谷仁美選手らを指導している



ランナーズ10月号 8月21日発売!


本気になれば達成できる!?
徹底分析・マラソン「サブ3.5」

2023年度のフルマラソン完走者で3時間30分切り(サブ3.5)を達成したのは上位12.2%、つまり約8人に1人。大会によっては「アスリート枠エントリー」が可能となる、「アスリートの世界」に足を踏み入れる記録と言ってもよいかもしれません。
本特集では各種データや専門家の考察など「フルマラソンサブ3.5」を様々な角度から分析しました。

46歳で2時間23分のブラインドランナーが推奨
加齢に克つ「しゃがむストレッチ」

全盲ながら昨年度の全日本マラソンランキング46歳1位(2時間23分24秒)で、パリパラリンピック日本代表(5000m・マラソン)の和田伸也さん(47歳)が40代中盤になっても自己ベストを更新し続ける一因が「しゃがむストレッチ」。
まずは自身がどれだけしゃがめているか、「しゃがみ力診断」でチェックしてみてください。

第77回富士登山競走
日本一の頂へ挑んだ50~60代ランナーたち

7月26日に山梨県で「第77回富士登山競走」が開催されました。高低差約3000mを駆け上がる「山頂コース」には1661人が参加。制限時間内に完走したのは678人、そのうち50歳以上は227人(完走者全体の33.5%)、60歳以上は19人(同2.8%)でした。忍耐力はもちろん、高い筋力が求められる同大会にどのように挑んでいるのか、完走者を取材しました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ