ニュース・記事
ランナーズonline
中国記録(2時間6分台)&北朝鮮記録(2時間9分台)が誕生 26万人が申し込む中国の人気大会「無錫マラソン」レポート
第2ウエーブのスタート(大会事務局提供) |
3月24日(日)に中国で開催された無錫マラソンにランナーズ編集部員が参加。
3万3000人の出走枠に26万人が申し込んだ人気大会とはどんなレースなのでしょうか?
********
無錫マラソンは2014年から始まり、今回が10回目の記念大会(2022年は未開催)。
昨年中国記録が誕生するなど、「高速マラソン」であること、参加賞や完走後の記念品が非常に豪華であることから人気があり、今年はフル(定員2万2000人)とハーフ(同8000人)、ファンラン(同3000人)を合わせて26万人以上の申し込みがあったそうです。
今年は中国内のパリオリンピック選考会もかねており、随所に記録へのこだわりが見られました。スタートは過去のタイムごとに12のブロックに分かれ、20分ごとに3つのウエーブで出発。私の所属したA+ブロックは2時間47分59秒まで、その後ろのAブロックは2時間57分14秒まででした(最前列のSブロックは海外のエリートとオリンピック選考会出場者)。ブロック間にも計測マットが設けられており、スタート前にそのマットを超えると失格になります。
コースはほぼ平坦で、折り返しも一カ所のみ。給水所は19カ所ありました。さらにレース中は沿道から「加油!(がんばれ)」の声が鳴りやまず聞こえ、背中を押してくれました。
ゴール後、サブスリーランナーは専用のコースに誘導され、サブスリー限定完走マフラーがプレゼント。この日は中国最多となる3423人がサブスリーを達成しました。
また、先頭集団では地元中国最上位の4位に入った何傑選手が2時間6分57秒の中国新記録を樹立、北朝鮮のHAN Ilryong選手も同国史上初のサブテンとなる2時間9分42秒でフィニッシュ。「高速マラソン」にふさわしい結果となりました。
(ランナーズ編集部 行場竹彦)
サブスリー限定マフラーと完走メダル |
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ10月号 8月21日発売!
速く、長く走り続けたいランナーのための
「超若返りトレーニング」
加齢によって走力が落ちたり長い距離が走れなくなってくるのは自然の摂理。とはいえ、工夫によって走力をキープ、あるいは向上させることは不可能ではありません。今号では「最大酸素摂取量」や「筋力」「ミトコンドリア」といった点から、どのようなトレーニングをすれば加齢の影響を抑えられるのか、科学的根拠も踏まえた「超若返りトレーニング」を紹介します。
大会新時代がやってくる!
新企画を打ち出す大会や新しいシリーズがスタートするなど、マラソン界には新しい話題が盛りだくさん。皆さんの大会選びの参考にもなる2026年1〜3月開催大会のトピックスを集めました。進化する大会を走りましょう!
100日間でサブフォー達成!
31日~60日目の目標は「超本気の5kmタイムトライアル」
今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「31~ 60日目の頑張りトレーニング」を解説します。
猪瀬コーチとclub MY☆STAR代表・岩本能史さんがサブフォー達成に適したペース戦略について語り合った「ネガティブスプリットで25kmから『抜きっぱなし天国』」も必読です。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。