本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

國學院大・前田監督が語る「箱根ランナーがマラソンで活躍できる理由」

2024年2月27日

大阪マラソンで優勝した國學院大の平林清登選手(写真は主催者提供)

大阪マラソンで優勝した國學院大の平林清登選手(写真は主催者提供)


2月25日の大阪マラソンでは國學院大の3年生、平林清澄選手が2時間6分18秒の初マラソン日本最高、日本学生新記録で優勝しました。今月に入ってからは平林選手の他にも大学生が各地の大会で活躍しています。

2月11日の延岡西日本マラソンでは大学生が1、2位を独占。優勝したのは早稲田大3年の伊福陽太選手で、2時間9分26秒(学生歴代7位)。2位の梅崎蓮選手(東洋大3年)も2時間10分19秒と、そろって大会記録(2時間11分5秒=鷲尾優一)を18年ぶりに更新しました。

2月4日の香川丸亀国際ハーフマラソンでは、駒澤大3年の篠原倖太朗選手が1時間1分4秒で日本人トップの8位に入りました。2月25日の日本選手権クロスカントリー10kmでも、早稲田大2年の山口智規選手が29分16秒で実業団勢を抑えて優勝しています。

また、駒澤大2年の佐藤圭汰選手はアメリカの室内競技会を転戦し、1月26日には5000mで13分9秒45の室内日本新を、2月11日には2マイル(1609.344m×2)で8分14秒71の日本最高記録を打ち立てています。

彼らはみな正月の箱根駅伝に出場し、区間上位の成績を残していました。


第100回箱根駅伝での成績

■1区(21.3km)
1)1時間1分2秒 篠原倖太朗(駒澤大3年)

■2区(23.1km)
3)1時間6分26秒 平林清澄(國學院大3年)
4)1時間6分31秒 山口智規(早稲田大2年)
6)1時間6分45秒 梅崎 蓮(東洋大3年)

■3区(21.4km)
2)1時間0分13秒 佐藤圭汰(駒澤大2年)

■8区(21.4km)
5)1時間4分56秒 伊福陽太(早稲田大3年)


1区間約21kmの箱根駅伝を目指しているはずの大学生がなぜマラソンでも活躍できるのか、平林選手を指導する前田康弘監督は次のように語りました。

「大学生をマラソンで活躍しているのはシューズの影響があると思います。以前は40km走を何本もこなして脚づくりをしないといけないと考えられていましたが、今は厚底シューズのおかげで昔ほど距離を踏まなくてもマラソンに対応できます。平林も箱根駅伝が終わってから45日で仕上げました。マラソンのレースペースは箱根駅伝よりも遅いですし、学生もマラソンに対して怖がっていないように感じます」

また、トラックやハーフマラソンでも日本トップレベルの選手が出ていることについては、「大学生も才能のある選手が増えてきたので、トレーニングの質が上がり、実業団選手と変わらないレベルになってきています。我々から見れば箱根駅伝のおかげで大学生のレベルが上がっているように思います」と話していました。



ランナーズ6月号 4月22日発売!


ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
このトレーニングを続けることがなぜ秋冬マラソンでの目標達成につながるのか、詳しい理論やアレンジ法をご紹介します。

ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ